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「プログラミング作法」教育(2) [プログラマー現役続行]

昨日(7月11日)と今日(7月12日)の2回に分けて、情報系新卒新人向けに「プログラミング作法」教育を行いました。コース内容は、書籍『プログラミング作法』(The Practice of Programming)の第1章「スタイル」を要点を読みながら解説して、さらに実際の経験からのコード例なども話します。また、練習問題も二人か三人を一組として割り当てて解いてもらい、解答の確認を行う形式です。

プログラミング作法

プログラミング作法

  • 作者: ブライアン カーニハン
  • 出版社/メーカー: アスキー
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本

現在の勤務先で、情報系新卒新人に集合教育として行ったのは今回が初めてでした。教育コースとして私自身が教育を始めたのがいつだったかは正確には覚えていないのですが、おそらく2000年だと思います。多い時で、年に4回行ったことがあるので、通算すると30回弱はすでに行ったことになるかもしれません。

今回、質問として「10年前の本ですが、内容は陳腐化していないのですか?」というのがありました。この本の内容はほとんど陳腐化していませんし、私が「勉強会ノート」の表紙に書いていることは今でも当てはまります。
1 章と2 章だけでなく、すべての章で有益なことが書かれていますので、是非全体を読んで ください。初心者には分かり難い部分も多いですが、その場合には、職場の経験ある先輩 に聞いてください。でも、正しく説明出来る人は多くないと思います。「The Practice of Programming」に書かれている内容がすべて説明できるようになれば、一人前のソフトウェ ア・エンジニアと言っても過言ではないでしょう。
2000 年5 月14 日 柴田 芳樹

「プログラミング作法」教育
※ このコースの中で話す私が見た悪いコードの例は、この2年で確実に増えています。