SSブログ

努力を続ける [名言]

超訳 ニーチェの言葉

超訳 ニーチェの言葉

  • 作者: 白取 春彦
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2010/01/12
  • メディア: 単行本
 高みに向かって努力を続けることは、決して無駄ではない。
 今は無駄が多くて徒労のように見えるかもしれないが、少しずつ頂点へと進んでいるのは確かなのだ。
 今日はまだ到達にはほど遠いだろうが、明日にはもっと高みへと近づくための力が今日鍛えられているのだ。


自己啓発が組織を導く [名言]

一人ひとりの自己啓発が、組織の発展にとって重要な意味をもつ。それは、組織が成果をあげるための道である。成果に向けて働くとき、人は組織全体の成果水準を高める。彼ら自身および他の人たちの成果水準を高める。
P.F.ドラッガー
ソフトウェア開発組織が発展するためにも、一人ひとりのソフトウェアエンジニアが、自分自身の技量を高めるために、継続した学習を継続し、新たな技術や新たな開発プロセスを実践して、良いものを取り入れて高品質のソフトウェアを開発していくことです。その結果として、その開発組織の水準は高まっていくと思います。

このような組織作りは、簡単ではありません。私自身、若手のエンジニアを育成して、組織として質の高いソフトウェアを開発する技術者集団を目指して、10年近く様々な活動をしてきました。
金を残す人生は下、事業を残す人生は中、人を残す人生こそが上なり。
後藤新平
残念ながら、会社での評価は、後藤新平の言葉とは全く逆になっていることが多いのではないでしょうか。

教育や講演で述べていることですが、作成されたソフトウェアは、「資産」とは限らないのです。一見すると機能している家のようには見えるけど、欠陥だらけの住宅のような「負債」だったりします。作り手がきちんと作らない(ソフトウェアの場合には、きちんと作れないレベルの人が作ったりする)と、作成にも多くの費用を要し、完成後(?)も多くの修理費を必要とします。

ソフトウェア開発では、単なる個人の単価で評価されるべきものではなく、作成されるソフトウェアの品質で評価されるべきであり、開発組織も組織として高品質のソフトウェアを開発できることを目指すべきだと思います。たとえ、それが外部から評価されなくてもです。