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心筋シンチグラム検査を受けました [心筋梗塞]

急性心筋梗塞でカテーテル治療を昨年の6月下旬に行って、心臓リハビリテーションを続けてきましたが、一年経過後の検査ということで(まだ一年経過していませんが)、心臓超音波エコー検査を含めていくつかの検査を5月7日に受けました。

結果は、血液検査、X線検査、心電図は問題なかったのですが、心臓超音波エコーの結果が好ましくありませんでした。簡単に言うと、昨年6月のカテーテル治療直後の心臓の動きと比較すると動きが良くないということです。ステントを留置したところ、もしくは冠動脈の他の部分が細くなっている可能性があるので、精密検査する必要があるということでした。

検査の選択肢は、二つでした。
  • 半日の検査(心筋シンチグラム検査)をまず受ける。その結果次第では、二泊三日の入院検査(治療)
  • 最初から二泊三日の入院検査(治療)
結果として、入院することになるかもしれませんが、半日の心筋シンチグラム(もしくは、心筋シンチグラフィ)検査を受けることにしました(ここに簡単な説明が書かれています)。

流れとしては、
  • 前日の20時以降は、カフェインが含まれるコーヒー、お茶、チョコレートなどは口にしない
  • 当日は朝6時40分までに軽い朝食を済ませる
  • 心臓核医学検査室の受付に8時25分までに行く
  • 8時40分ごろに右腕に点滴用注射を刺して、静脈に放射性同位元素(RI)を注入
  • 9時から心電図を測定しながらの撮影開始
  • 40分ぐらいで1回目の撮影が終わって、今度は、心電図を付けて、血圧も測りながら、心臓に負荷をかける薬剤を点滴し、途中で再度放射性同位元素(RI)を注入。薬剤で運動したような負荷をかけるのですが、私の場合、特に何も変化を感じなかったです
  • 6分ほどして、点滴用の注射針を抜いて終わりです
  • 12時30分から二回目の撮影なので、それまでに昼食を済ませました(昼食に制約はなく、コーヒーを飲んでもよいそうです)
  • 12時30分から、心電図を測定しながらの、二回目の撮影を行い、30分ほどで終了
  • 会計(3万3千円ほど)を済ませて、帰宅
カフェインの摂取が禁じられているのは、薬剤で心臓に負荷をかけるのですが、その薬剤とカフェインの相性が悪いようです。もし、うっかり摂取してしまったら、薬剤ではなく、エルゴメータで実際に運動してもらって負荷をかけるそうです。ただし、足が弱い高齢者の場合には、運動してもらうことができないので、再度予約しなおして、出直してもらうようです。

今日の検査の結果は、担当医から聞くことになるので、今日ではなく6月14日(月)に分かります。結果次第で、二泊三日ですが入院しての検査・治療になります。あるいは、その必要がなければ、薬を追加すると担当医には言われています。

追記:2021年6月21日

検査の結果は、血管の詰まりはないということでしたが、以前中断していた薬を再開して追加することになりました。
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第26期Java研修が終了しました [プログラミング言語Java教育]

2019年9月に開講し、私にとっては通算で第26期となるJava研修が終了しました(Java研修実績)。9名が修了しました。2010年の第11期以降のリコーグループとしては、延べ127名が修了したことになります。

成果発表会_集合写真2.png
修了生、私、事務局

2000年に始めたJava研修ですが、当時はまだJDK 1.4の頃でしたので、ジェネリックスもない頃でした。『プログラミング言語Java第3版』と『Effective Java初版』で1年の研修でした。以来、Javaも発展してきたので、学習範囲も広がり、以下の書籍を全部読んで学ぶ、長い研修となっています。

プログラミング言語Java

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  • 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
  • 発売日: 2014/05/10
  • メディア: 単行本

Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger―拡張された言語仕様について

Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger―拡張された言語仕様について

  • 作者: 柴田 芳樹
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2021/05/23
  • メディア: 単行本

Javaプログラマーなら習得しておきたい Java SE 8 実践プログラミング

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  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2015/04/03
  • メディア: Kindle版

Effective Java 第3版

Effective Java 第3版

  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2019/05/15
  • メディア: Kindle版

テキストを読んで予習するだけでなく、練習問題(260問以上)、デジタル時計GUI課題(AWT、Swing、JavaFXとそれぞれ4個の計12個)、Interpret GUI課題、ThreadPool課題、最終デジタル時計GUI課題と盛り沢山です。

2020年2月までは、会社の教育施設で開催していたのですが、3月は中止し、4月からオンラインで開催となり、最後までオンライン開催となりました。修了証書は、PDFで配布としましたし、最後の懇親会もオンライン懇親会となりました。

Java研修を通して、全員が以下のことを経験出来たと思います。
  • 専門書をきちんと読んで学習するという経験と習慣。同じ本を一人で独学するのとは異なり、研修を一緒に受けている仲間がいることで読み通すことができ、練習問題にも取り組み、結果として学習する習慣が身に付いたと思います。
  • Java言語をみっちりと学んだので、今後、さまざまなプログラミング言語を学習する際に対比しながら学習できるようになったと思います。
20か月を超える長い研修でしたが、彼ら・彼女らの今後のソフトウェアエンジニアとしてのキャリアの基礎になれば、私にとって嬉しいことです。
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『プログラミング言語Go』のKindle版が出ました [本]

出版社からの連絡はなかったのですが、Kindle版が出ました。

プログラミング言語Go

プログラミング言語Go

  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2021/05/21
  • メディア: Kindle版

固定レイアウトとなっています。固定レイアウトではないKindle版を作成するには手間がかかるため、Kindle版といっても、印刷用のPDFと同じものをそのまま固定レイアウトで出版する本が多いなってきています。

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10か月間の心臓リハビリテーションが終わりました [心筋梗塞]

昨年の6月20日(土)に、自宅で急性心筋梗塞になり、昭和大学藤が丘病院へ救急搬送されて緊急手術(カテーテル治療)を受け、6月27日(土)に無事退院しました。退院後は、「心臓リハビリテーション」を外来で受けるために7月から昭和大学藤が丘リハビリテーション病院へ通院を始めました。

最初の5か月(150日)は、週3回が標準ということで、できる限り週3回行くように努めました。この5か月が終わると、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院では、本人が希望すれば、月に4回までで5か月間延長できるので延長しました。合計で10か月間通ったことになります。

外来で心臓リハビリテーションへ行かない日は、できる限り自宅で30分ほどのエアロバイクを行ってきました。今後は自宅でのエアロバイクだけとなります。

心臓リハビリテーションの期間中は、「心肺運動負荷試験」を定期的に受けます。私の場合、退院直後の7月1日、それから、9月16日、11月30日、4月28日と4回受けました。

VO2(酸素摂取量)は、有酸素運動から無酸素運動に切り替わるAT(嫌気性代謝閾値)で以下のように変化しました。VO2は「酸素を体内に取り込む能力」で、高いほど身体持久力が高いと言われているようです。
  • 13.4(2020年7月1日)
  • 17.5(2020年9月16日)
  • 17.8(2020年11月30日)
  • 18.5(2021年4月28日)
運動は、AT時の1分前の負荷量で行うのが最適とされているようです。

VO2のPeak時(運動負荷試験の終点に達した時点の酸素摂取量)は、次のようになっています。
  • 不明(2020年7月1日)
  • 24.8(2020年9月16日)
  • 26.7(2020年11月30日)
  • 28.4(2021年4月28日)
2回目の9月16日の値が、同年代の男性とほぼ同じということでしたので、10か月間の心臓リハビリテーションと自宅でのエアロバイクで、かなり回復したことになります。

今後

昨年の6月の退院時に、主治医から次の3つを気をつけるように言われています。
  • 薬は飲み続けること
  • 食事はコントロールすること
  • エアロバイクでの運動は続けること
カテーテル治療で心臓の冠動脈に3つのステントを留置しているため、一生飲み続けなければならない薬があります。健康になって、飲むのを勝手にやめてしまう人もおられたりするようですが、必ず飲み続ける必要があるそうです。

食事については、退院後に食事指導を受けて、塩分の摂取量も含めて、さまざまな摂取量の目安を示されています。結果として、体重は、以前は72kg台でしたが、今は65kg台です。

主治医からは、外来での心臓リハビリテーションが終わったら、自分でスポーツジムに通って運動を継続するように言われましたが、私の場合は自宅でエアロバイクを継続することになります。公共の施設としては、横浜市青葉区には「横浜市青葉スポーツセンター」があるので、外来の心臓リハビリテーションが終わるときに、リハビリテーション病院の方から紹介もしてくれるようです。

昭和大学藤が丘病院は大学病院なので、基本的には毎月通うことはありません。藤が丘病院を退院した後、主治医からはかかりつけ医を決めてきてくださいと言われて、紹介状を用意してもらいました。普段は、サンメディカルクリニック青葉へ行って、診察と薬の処方を行ってもらっています。

ただ、調子が悪い場合は、昭和大学藤が丘病院へ直接行きます。予約外の外来で診察してもらうのですが、大学病院で設備も整っているので、必要なら血液検査も含めてその日に行えて、結果も分かります。

心臓リハビリテーションの日本での現状

心臓リハビリテーションは、患者のQoL(Quailty of Life)を改善するためには重要です。私自身も指導を受けながら10か月の心臓リハビリテーションを受けて、どの程度自分の体力が回復しているかも把握でき、普段の生活が何の問題もなく送れています。

日本では、外来(もしくは入院しての)心臓リハビリテーションを受ける人達の数が7%とかなり低いようです(「日本理学療法士協会の取組、現状や課題等」のp.6)。
  • 循環器病においては、急性期病院と連携して回復期病院で連携して心臓リハビリテーションを実施する ことで、歩行能力や日常生活動作能力等は改善することが報告されているが、回復期病院で心臓リハビ リテーションを提供している施設は少ない。
  • 心不全患者に対する外来心臓リハビリテーションでの運動療法の実施は推奨されているが、欧米 諸国と比較をしても、日本における外来心臓リハビリテーションプログラムへの参加率は低い。
横浜市は、心臓リハビリテーション強化指定病院として、「地域連携や教育の中心的存在となり、心臓リハビリテーションを推進していく病院」を公開しています(こちら)。

日本心臓リハビリテーション学会では、全国の心臓リハビリテーション施設を公開しています(こちら)。

実際に心臓リハビリテーションを受けたので、「第27回日本心臓リハビリテーション学会学術集会」の内容にも、とても興味があります(普通の人が聴講できるのかな・・・)。
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