打てば響く人にはニセ者が多い? [プログラマー現役続行]
樋口弘和氏の著書『まずは、1社3年働いてみなさい!』に「打てば響く人にはニセ者が多い」と題して以下のように記述されている。
コミュニケーション力は、技術者には必須である。特に、質問を受けた時に、その質問の意味と意図をきちんと理解することが重要である。そして、理解できない時は、意味と意図を聞き返すことができなければならない。ところが、これが全くできない若い人が最近は増えてきたような気がする。気がするだけなので、ひょっとしたら、単に自分が歳を取っただけで、自分が若い頃も同じだったかもしれない。
採用面接をしていると、こちらの質問に打てば響くようにポンポン答えを返す人がいる。僕はそういう人をニセのコミュニケーション巧者と見なしている。
答えに間がないのは、会話の本質からみればあまりにおかしい。「話を聞き、理解し、考える、答える」というプロセスを経るなら、必ず答えに間が空くはずだ。現に、概念的思考力のある人の会話はゆっくりである。
反応が早すぎるのは、相手の話を途中までしか聞かず、感覚で答えるためと考えられる。採用決定時には、そういう人ははじくようにしている。コミュニケーション力が弱く、仕事ができない人が多いからだ。言外を察するどころか、相手の言うことの理解さえ省く。指示をキチンと聞かず、理解していないのに反応するわけだから、的外れなことをしでかす。育ててもらう力もかなり弱い。
最近は、「プレゼンテーションは上手だが、聞くのは苦手」というタイプが多いが、気をつけたほうがいいだろう。
コミュニケーション力は、技術者には必須である。特に、質問を受けた時に、その質問の意味と意図をきちんと理解することが重要である。そして、理解できない時は、意味と意図を聞き返すことができなければならない。ところが、これが全くできない若い人が最近は増えてきたような気がする。気がするだけなので、ひょっとしたら、単に自分が歳を取っただけで、自分が若い頃も同じだったかもしれない。
2008-04-21 05:28
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「必ず答えに間が空くはず」というご指摘に「目から鱗が落ちる」思いがしました。
私の兄は、私の話をよく聞かずにすぐに反論します。ですのでよく口論になります。私は、口論になるのが嫌なためにメールや手紙で自分の考えを伝えるようにしました。
手紙やメールだと考えを整理して伝えることが出来、それを読む側にとっても読み返すことによって理解を深めることが出来ます。
しかし、兄はそれさえも「読むのは好きでない」という身勝手な理屈で読みもせずに言いたいことを言います。そのため議論がかみ合いません。参ってしまいます。
by 兄弟関係2010 (2011-07-01 00:52)
コミュ障を慰めて欲しい『甘ったれ』が高じて真理と思い込んでいますね
もう少し世間と言うものを勉強されるべきではないでしょうか?
by / (2017-06-15 08:04)
仰ることはわかりますが、元来「打てば響く」というのは、対応が優れている様子を指すものです。用法が間違ってますよ。
by 通りすがり (2018-06-20 14:14)