翻訳する技術書の選択 [プログラマー現役続行]
以前から聞かれる質問に、「翻訳する技術書はどのように決まるのですか」というのがあります。どのように決まるかは、次の二つのパターンに分かれます(一度翻訳した本の改訂版は別として、新たな技術書の翻訳の場合です)。
私から打診した本がすべて採用される訳ではなく、以下の理由でダメな場合があります。
- 出版社が翻訳する技術書を選定して、その翻訳を依頼される
- 私が翻訳したいと思う技術書を、出版社へ打診する
私から打診した本がすべて採用される訳ではなく、以下の理由でダメな場合があります。
- 翻訳しても売れそうにないと判断される
- 実はすでに翻訳が進行中である
- (まれですが)翻訳されることを、著者が許可していない
2022-05-21 17:22
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最近、予約注文した専門書 [プログラマー現役続行]
読みかけの専門書もまだ多くあるのです、新たに以下の3冊を予約注文しました。

第2版ということで、どのような内容になっているのか楽しみ。
API Design Patternsというタイトルに惹かれて。
私のC++に関する知識は2009年で止まっているので、C++を学び直したいと思い。

Code: The Hidden Language of Computer Hardware and Software
- 作者: Petzold, Charles
- 出版社/メーカー: Microsoft Press
- 発売日: 2022/08/19
- メディア: ペーパーバック
第2版ということで、どのような内容になっているのか楽しみ。
API Design Patternsというタイトルに惹かれて。
私のC++に関する知識は2009年で止まっているので、C++を学び直したいと思い。
2022-05-20 16:10
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FORTRANから始まって41年(まとめ) [プログラマー現役続行]
3年前に「FORTRANから始まって41年」と題した一連のブログを書いたのですが、再度まとめを掲載します。各ブログのタイトルは全部「FORTRANから始まって41年」となっているのですが、それでは分かりにくいので、各テーマを代わりに列挙しています。
- FORTRANから始まって41年
- 新たなプログラミング言語への取り組み
- コンピュータ・サイエンスの基礎
- 継続的な学習習慣
- きちんとしたAPI仕様の作成能力
- 読みやすいコードを書く能力
- テスト駆動開発の実践
- テスト設計能力
- 若手人材を育成していく能力
- 教育を行う能力
2022-02-23 17:19
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二年間の在宅勤務 [プログラマー現役続行]
2020年2月18日から在宅勤務(WFH:Work From Home)を始めて、ちょうど二年が経過しました。一年前は、「一年間の在宅勤務」を書きました。
この一年間を振り返ってみると、通勤時間がないので、「複業を20年」で書いている三つの活動がバランスよく行えていると思います。この一年間に限っていえば、次の三つになります。
2021年9月に「YOUR CHOICE」という名のものとに会社の勤務制度も変更になりました。コロナ前は原則出社でしたが、コロナで在宅勤務が長期化し、勤務制度が変更されました。私自身は、この二年間で一度も出社していません。
今後も、退職するまでは基本的に在宅勤務です。コロナが収束したら、たまに出社することはあるかと思いますし、ときには旅行を兼ねたワーケーションもやってみたいと思っています。
この一年間を振り返ってみると、通勤時間がないので、「複業を20年」で書いている三つの活動がバランスよく行えていると思います。この一年間に限っていえば、次の三つになります。
- 会社での開発業務
- 技術教育やオンライン読書会
- 技術書の翻訳
2021年9月に「YOUR CHOICE」という名のものとに会社の勤務制度も変更になりました。コロナ前は原則出社でしたが、コロナで在宅勤務が長期化し、勤務制度が変更されました。私自身は、この二年間で一度も出社していません。
今後も、退職するまでは基本的に在宅勤務です。コロナが収束したら、たまに出社することはあるかと思いますし、ときには旅行を兼ねたワーケーションもやってみたいと思っています。
主な私的な活動
この一年間で主な出来事は、次の通りです。- 外来で通院しながらの心臓リハビリテーションが終了(2021年4月23日)
- 『Linuxシステムの仕組み』の翻訳を開始(2021年4月23日)
- メルペイ勤務が3年(2021年6月1日)
- 20冊目となる技術書の翻訳を開始(2021年12月26日)
- 『Linuxシステムの仕組み』の翻訳が終了(2022年2月5日)
- 第10期Go言語研修が終了(2021年2月19日)
- 2019年9月から始まった第26期Java研修が終了2021年5月21日)
- 第11期Go言語研修を開始(2021年9月17日)
- 『ベタープログラマ』オンライン読書会を開始(2021年2月20日)
- 『プログラミング言語Go』オンラン読書会の第1サイクルが終了(2021年6月5日)
- 『プログラミング言語Go』オンラン読書会の第2サイクルを開始(2021年7月3日)
- 『Effective Java 第3版』オンライン読書会の第1サイクルが終了(2021年7月10日)
- 『Effective Java 第3版』オンライン読書会の第2サイクルを開始(2021年8月14日)
- 『ベタープログラマ』オンライン読書会が終了(2021年9月18日)
- 『達人プログラマー』オンライン読書会を開始(2021年10月16日)
- 「横浜Go読書会」の第37回から第39回をオンラインで開催
生活パターン
心臓リハビリテーションがなくなったので、金曜日を除く平日は次のような感じです。- 3時20分前後:起床、ストレッチ、ラジオ体操、血圧測定、体重測定
- 4時20前後〜6時:翻訳作業
- 6時:仕事始め
- 7時30分〜8時15分:朝食休憩
- 8時40分〜9時50分:エアロバイク(30分)、シャワー休憩
- 11時30分〜12時30分:昼食、昼寝休憩
- 17時30分頃:仕事終わり
- 20時過ぎ:血圧測定、就寝
2022-02-18 05:53
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2021年の複業 [プログラマー現役続行]
「複業を20年」で書いた主な三つの活動の2021年の簡単な振り返りです。三つの活動は、以下の通りです。
株式会社メルペイでバックエンドのソフトウェアエンジニアとして開発業務を一年間行ってきました。ただ、振り返ってみると、今年一年は、新たなコードを書くというよりも、既存のテストコードを安定的に動作させるための作業やセキュリティ関連の強化施策の実施が多かったです。テストファースト開発で何か機能を開発することはほとんどありませんでした。
仕事は、ずっと在宅で行っており、勤務制度も「YOUR CHOICE」という制度になったので、今後も在宅勤務する予定です。
また、横浜Go読書会も4回だけですが、オンラインで開催しました。
- 会社での開発業務(マネジメントや社内コンサルティングも含む)
- 技術教育や講演
- 技術書の執筆(雑誌の記事を含む)や技術書の翻訳
会社での開発業務
2017年8月にリコーを退職してからは、マネジメントも社内コンサルティングも行っていませんので、今年も私自身の開発業務だけとなります。株式会社メルペイでバックエンドのソフトウェアエンジニアとして開発業務を一年間行ってきました。ただ、振り返ってみると、今年一年は、新たなコードを書くというよりも、既存のテストコードを安定的に動作させるための作業やセキュリティ関連の強化施策の実施が多かったです。テストファースト開発で何か機能を開発することはほとんどありませんでした。
仕事は、ずっと在宅で行っており、勤務制度も「YOUR CHOICE」という制度になったので、今後も在宅勤務する予定です。
技術教育とオンライン読書会
主な活動は、技術教育とオンライン読書会でした。技術教育は、以下の通りです。- リクルートテクノロジーズ社向け『Effective Java 第3版』研修(6回で終了するコースの最後の2回が1月と2月に実施)
- リクルート社向け『プログラミング言語Go』研修(6回で終了するコースの最初の4回を9月、10月、11月、12月に実施)
- リコーITソリューションズ社向け「プログラミング言語Java基本技術習得コース」(2019年9月に開講したのですが、終わったのが2021年5月でした)
また、横浜Go読書会も4回だけですが、オンラインで開催しました。
技術書の翻訳
19冊目となる技術書の翻訳を5月から始めました。まだ、すべての翻訳作業は終わっておらず、出版は2022年春になる予定です。19冊目の翻訳は細かな作業はまだ残っていますが、12月末から20冊目の翻訳に着手しました。2021-12-31 17:28
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20冊目の技術書の翻訳作業 [プログラマー現役続行]
19冊目の技術書の翻訳作業はまだ終わっていませんが、大きな作業は終わり一段落しました(まだ細かな作業は色々と残っています)。それで、年内に20冊目の翻訳作業に着手します。来年は2冊の翻訳書を出すことになります。
19冊目の本は、私自身の知識を整理して更新するのにも役立ちました。そして、20冊目の本も同様に役立つと思っています。
振り返ってみると、1冊目の翻訳として出版したのは、『Javaリアルタイム仕様』でした。21年前です。

出版された順番としては2冊目になるのですが、翻訳を初めて行ったのは、『プログラミング言語Java 第3版』でした。

『プログラミング言語Java 第3版』の翻訳作業が一段落したときに読み始めて、その後、翻訳することになったのが、『Effective Java プログラミン言語ガイド』でした。
生涯で何冊の技術書を翻訳するのかは分かりませんが、2022年も複業の一つである技術書の翻訳を続けていきたいと思います。
19冊目の本は、私自身の知識を整理して更新するのにも役立ちました。そして、20冊目の本も同様に役立つと思っています。
振り返ってみると、1冊目の翻訳として出版したのは、『Javaリアルタイム仕様』でした。21年前です。

Javaリアルタイム仕様 (The Java Series)
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/12/12
- メディア: 単行本
出版された順番としては2冊目になるのですが、翻訳を初めて行ったのは、『プログラミング言語Java 第3版』でした。

プログラミング言語Java (The Java Series)
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2001/6/15
- メディア: 単行本
『プログラミング言語Java 第3版』の翻訳作業が一段落したときに読み始めて、その後、翻訳することになったのが、『Effective Java プログラミン言語ガイド』でした。
生涯で何冊の技術書を翻訳するのかは分かりませんが、2022年も複業の一つである技術書の翻訳を続けていきたいと思います。
2021-12-29 05:48
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(続)長時間ランニングテストの勧め 〜開発用ノートPCの活用〜 [プログラマー現役続行]
今年も「Merpay Advent Calendar 2021」として、昨年の記事の続きを書きました。
(続)長時間ランニングテストの勧め 〜開発用ノートPCの活用〜
過去に書いたTech Blogは、こちらにリンクを掲載していますので、参考にしていただければと思います。
(続)長時間ランニングテストの勧め 〜開発用ノートPCの活用〜
過去に書いたTech Blogは、こちらにリンクを掲載していますので、参考にしていただければと思います。
2021-12-02 07:14
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19冊目の技術書の翻訳作業 [プログラマー現役続行]
私にとって19冊目のとなる技術書の翻訳を5月からずっと行っています。ページ数が多いので、出版は年明けになるかと思います。具体的にどの書籍であるかは言えませんが、翻訳しながら、新たな事柄を学んだり、自分自身の知識の整理や補完になったりしています。
技術書は、読んだだけや翻訳しただけでは、頭に残っている量は意外と少ないことがあります。翻訳した技術書を使った技術教育、社内での読書会、オンラインでの読書会を通して何度も読むことで頭に残っていきます(単に、年をとって記憶力が落ちてきているだけかもしれませんが)。実際、翻訳したときには学んだけれど、ほぼ断片しか頭に残っていない書籍もあります。
来年には、どの書籍になるかは分かりませんが、20冊目となる技術書の翻訳を行いたいと漠然と思っています。
技術書は、読んだだけや翻訳しただけでは、頭に残っている量は意外と少ないことがあります。翻訳した技術書を使った技術教育、社内での読書会、オンラインでの読書会を通して何度も読むことで頭に残っていきます(単に、年をとって記憶力が落ちてきているだけかもしれませんが)。実際、翻訳したときには学んだけれど、ほぼ断片しか頭に残っていない書籍もあります。
来年には、どの書籍になるかは分かりませんが、20冊目となる技術書の翻訳を行いたいと漠然と思っています。
2021-09-25 17:54
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『プログラミング言語Go』オンライン読書会 〜 1サイクル終わり 〜 [プログラマー現役続行]
昨年の6月から月に1回、土曜日の午後(13時〜17時)に開催してきた『プログラミング言語Go』オンライン読書会の1サイクルが終わりました。つまり、書籍『プログラミング言語Go』を最初から最後まで読み終えたことになります。
全部で13回で終了したのですが、最後は30分オーバーでなんとか「訳者あとがき」まで読み終えました。
Goの1.5ベースなので、その後の言語仕様における用語の変更やGO111MODULE=offにしないとサンプルがテキスト通りに実行できないという問題はありますが、基本的な事柄や、Goでの考え方は今も古くなっていません。
必要な部分は補いながら読書会を行いました。参加者は平均すると14名程度ですが、後半は10名程度でした。この種の読書会は、最初は多くの人が参加するのですが、その後、継続して参加される方は少なくなってしまいます。
読書会は17時に終わるのですが、毎回30分から1時間ほど、残っている人で質問があれば答えて、あとは雑談をしています。
7月からは最初から読み始めるということで、第2サイクルを開始します。申し込みは、こちらです。
全部で13回で終了したのですが、最後は30分オーバーでなんとか「訳者あとがき」まで読み終えました。
Goの1.5ベースなので、その後の言語仕様における用語の変更やGO111MODULE=offにしないとサンプルがテキスト通りに実行できないという問題はありますが、基本的な事柄や、Goでの考え方は今も古くなっていません。
必要な部分は補いながら読書会を行いました。参加者は平均すると14名程度ですが、後半は10名程度でした。この種の読書会は、最初は多くの人が参加するのですが、その後、継続して参加される方は少なくなってしまいます。
読書会は17時に終わるのですが、毎回30分から1時間ほど、残っている人で質問があれば答えて、あとは雑談をしています。
7月からは最初から読み始めるということで、第2サイクルを開始します。申し込みは、こちらです。
2021-06-06 14:40
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merpay マイクロサービスの開発とテストファースト/テスト駆動開発 [プログラマー現役続行]
私自身がメルペイで経験した、マイクロサービスの開発におけるテストファースト/テスト駆動開発がYouTubeでMercari Gearsとして公開されました。3部に分かれています(声が聞き取りにくいですが)
テキスト版は、こちらです。
テキスト版は、こちらです。
2021-04-06 15:20
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