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『ベッキー・クルーエルde英語耳』 [英語]

ベッキー・クルーエルde英語耳 友だちとの会話編

ベッキー・クルーエルde英語耳 友だちとの会話編

  • 作者: 松澤喜好;ブリティッシュ・カウンシル
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2010/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ベッキー・クルーエルde英語耳 仕事での会話編

ベッキー・クルーエルde英語耳 仕事での会話編

  • 作者: 松澤喜好;ブリティッシュ・カウンシル
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2010/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

松澤さんの新刊です。DVDを使いながら何度も繰り返し練習する(50回以上)することで、英語の感覚を身に付けるというものです。英語のスピードとしては、普通のネイティブスピーカーのスピードです。おそらく、かなり早いと感じる人が多いかと思います。

帯には、次のように書かれています。
複雑な解説なし!ベッキーの口元をよく見てひたすら音読(シャドウイング)するだけで、高速な日常英会話を、すぐに話せる!学習後は、あらゆる英語がスローにハッキリ聞こえます!
友だちとの会話編
口元を見て音読(シャドウイング)すれば、脳が舌と口の動きを自然に覚え、最高速の英会話のノリ、弱音、リズムをマスターできる!学習後は、あらゆる英語がスローにハッキリ聞こえます!
仕事での会話編
本の中にある練習の指示に従って、全部をきちんとやり遂げたとしたら、英語がスローに聞こえ始めるのは確かだとは思います。ただ、問題は、最後までやり通せるかということです。

『The Android Developer's Cookbook』の翻訳を始めます [プログラマー現役続行]

The Android Developer's Cookbook: Building Applications with the Android SDK (Developer's Library)

The Android Developer's Cookbook: Building Applications with the Android SDK (Developer's Library)

  • 作者: James Steele
  • 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
  • 発売日: 2010/10/27
  • メディア: ペーパーバック

私にとっては10冊目の翻訳本となる、この本の翻訳を始めます。

サンプルコード等

新たな技術書の翻訳 [技術書の翻訳]

今年は、『アプレンティスシップ・パターン』の翻訳を終えてすぐに『プログラミング原論』の翻訳を行いました。ほぼ一年間、翻訳作業をプライベートに行っていたことになります。それに加えて、改訂版ですが、『プログラマー”まだまだ”現役続行』も出しましたので、一年間で3冊です。

プライベートでは、(数は少ないですが)講演、社外の技術教育、Java言語とGO言語の勉強会などで、土曜日が潰れることが多かったです。会社内の非業務の勉強会も5月から週2回続けています。

ということで、プライベートは非常に忙しくて、やっと一段落して年末を迎えられると思っていましたが、先週、出版社から技術書の翻訳依頼がきました。候補としては、2冊挙がっていますので、出版社と打ち合わせて、1冊に絞る予定です。

(「技術書の翻訳」、「技術書の翻訳2」)

基礎教育(2) [プログラマー現役続行]

基礎教育」では、「日本企業は、新卒新人に対して必要な教育を行うことなく、高度な仕事をさせて、本人はメンタル的にだめになっていく」という高橋俊介氏の話を書いています。また、私自身の若手の育成に関して、前職で行っていたことを書いています。

企業において、私と同年代の50代の人達というのは、現場の第一線から退いているため、今日のソフトウェア開発では、何を基礎的な事柄として教えていけば良いのかという認識がなかったりするかもしれません。必要な基礎教育よりも、開発の現場に若手を投入して、現場で学ばせれば良いと思っているマネジャーも多いかもしれません。

しかし、現実のソフトウェア開発は、昔と比較すれば非常に高度化しています。本人任せの学習で開発業務をさせても、その成長は、個人次第であり、何も成長しなかったりします。そして、難易度の高い仕事により、最悪、高橋氏が述べられたように「メンタル的にだめになっていく」こともあり得ると思います。

基礎教育を軽視しているソフトウェア開発組織というのは、長期的には、組織全体のスキルが向上することはないと思います。

どうしてミケランジェロになれないんだ? [プログラマー現役続行]

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

  • 作者: トム・デマルコ
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2009/10/22
  • メディア: 単行本
マネージャは、チームの能力が向上することを
ひそかに期待しながらツールを調達する。
ツールのコストは、ツールのコスト以上に高くつく。
― ドロシー・グラハム
「たがねは買ってやった。なのに、どうしてミケランジェロになれないんだ?」すぐに生産性を高めようと必死の組織では、そんな問いかけが聞こえてくるが、そうした組織にかぎって、能力よりも給料の安さで人材を雇う。ミケランジェロ組織にはかならずと言っていいほど、買ったきり積まれたままのツールの山がある。
 ツールが便利なことは言うまでもない。適切な使い手に渡れば、すばらしく生産性を高め、ツールがなければできなかったことを成し遂げられる。しかし、ツールの作り手も言っているはずだが、使いこなすためのスキルがあることが必須条件である。たがねは、ミケランジェロが手にとらなければ、へりの鋭い金属片にすぎない。
『アドレナリンジャンキー』
基礎教育」でも書きましたが、スキルを向上させることを中心としてソフトウェア開発を行ってきた場合には、コードの品質を測定したり、バグを発見するような静的解析ツールの導入は、必ずしも必要ではありませんでした。そのようなツールは役には立つのですが、本質的に重要なのは、個々の技術者のスキルを上げることです。

個々の技術者のスキルが低いのをツールで補おうとしても、結果として、技術者のスキルは向上するのではなく、ツールが生成する警告数が減るだけの結果となり、技術者のスキルは全く上がっていなかったりします。つまり、継続した学習と学んだことの実践を繰り返していない技術者のスキルを、ツールが上げてくれたりはしません。


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教育と場(2) [プログラマー現役続行]

教育と場」でも書きましたが、教育することと開発現場で指導することは、両方行われることが重要だと、この一年間で認識するようになりました。

開発の現場で実際に指導する場がなければ、教育を行っても、教えた内容が浸透して実践される可能性は低くなります。ましてや、教育を受けていない人が多い組織では全く実践されません。さらに、悪いのは、教えた事柄が実際の開発現場で無視されて、問題を抱えた開発が行われることです。

場における指導は、組織の横からではなく、組織の上から行われる必要もあります。現場の開発者に指導を行っても、その開発者の上司が指導内容に全く興味がなければ、矛盾した指示が開発者に対して行われます。

つまり、「教育」を行い、それを実践させる「場」があり、さらに、実践させるための組織上の「権限」が揃っている必要があります。言い換えると、徒弟制度的な「アプレンティス」「ジャーニーマン」「マスター」の指導・指示の階層が必要だということです。

書籍『プログラミング原論』予約可能です [本]

プログラミング原論

プログラミング原論

  • 作者: アレクサンダー ステパノフ
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2010/12/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

Amazon.co.jpで予約可能になりました。

目次
まえがき
第1章 基礎
 1.1 分類学の概念:実体,種,属
 1.2 値
 1.3 オブジェクト
 1.4 手続き
 1.5 正則型
 1.6 正則手続き
 1.7 コンセプト
 1.8 結論
第2章 変換と軌道
 2.1 変換
 2.2 軌道
 2.3 衝突点
 2.4 軌道サイズの測定
 2.5 アクション
 2.6 結論
第3章 結合演算
 3.1 結合規則
 3.2 べき乗計算
 3.3 プログラム変換
 3.4 特別ケース手続き
 3.5 アルゴリズムのパラメータ化
 3.6 線形回帰
 3.7 累積手続き
 3.8 結論
第4章 線形順序
 4.1 関係の分類
 4.2 全順序と弱順序
 4.3 順序選択
 4.4 自然な全順序
 4.5 派生手続きの一群
 4.6 順序選択手続きの拡張
 4.7 結論
第5章 順序代数構造
 5.1 基礎代数構造
 5.2 順序代数構造
 5.3 剰余
 5.4 最大公約数
 5.5 gcd の一般化
 5.6 Stein のgcd
 5.7 商
 5.8 負数の商と剰余
 5.9 コンセプトとそのモデル
 5.10 コンピュータの整数型
 5.11 結論
第6章 イテレータ
 6.1 読み込み可能性
 6.2 イテレータ
 6.3 区間
 6.4 読み込み可能区間
 6.5 区間の増加
 6.6 前方イテレータ
 6.7 インデックス付きイテレータ
 6.8 双方向イテレータ
 6.9 ランダムアクセス・イテレータ
 6.10 結論
第7章 座標構造
 7.1 分岐座標
 7.2 双方向分岐座標
 7.3 座標構造
 7.4 同型,同値,順序
 7.5 結論
第8章 可変サクセサーを持つ座標
 8.1 リンクイテレータ
 8.2 リンク再配列
 8.3 リンク再配列の適用
 8.4 リンク分岐座標
 8.5 結論
第9章 コピー
 9.1 書き込み可能性
 9.2 位置ベースコピー
 9.3 述語ベースコピー
 9.4 区間交換
 9.5 結論
第10章 再配列
 10.1 置換
 10.2 再配列
 10.3 逆順アルゴリズム
 10.4 回転アルゴリズム
 10.5 アルゴリズム選択
 10.6 結論
第11章 分割とマージ
 11.1 分割
 11.2 バランスした簡約
 11.3 マージ
 11.4 結論
第12章 複合オブジェクト
 12.1 単純な複合オブジェクト
 12.2 動的シーケンス
 12.3 実際の型
 12.4 結論
あとがき
付録A 数学的表記
付録B プログラミング言語
 B.1 言語定義
 B.2 マクロとトレイト構造体
参考文献
訳者あとがき
索引

書籍『デザインのためのデザイン』 [本]

デザインのためのデザイン

デザインのためのデザイン

  • 作者: フレデリック・P・ブルックス Jr.
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2010/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

以前、紹介しましたが、翻訳本が出るようです。この本の出版に伴い、『人月の神話』もカバーでデザインが変更になって発売されるようです。

人月の神話

人月の神話

  • 作者: フレデリック・P・ブルックス Jr.
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2010/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)