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転職(5) [転職]

転職(4)」で少しだけ現状を振り返っています。さらに、追記です。

技術教育を通して様々な事柄を教えていっても、開発の現場で実践される可能性は非常に少ないです。その主な理由は、開発現場での日々の活動や改善に対して、私が直接開発メンバーとして関与していないため、私からの教育やアドバイスを受けても、結局は現場の思惑で物事が動いていってしまいます。

つまり、教育に関しては、他に教える人がいないので単なる教育者としての活動を行わされているに過ぎず、さらに、教えたことが開発現場で実践される訳でもないのが現状です(「教育と場」)。

一方で、様々な開発グループに対する教育やコンサルテーション活動の他に、私自身は開発を行うグループに属しています。その開発グループに対して、残念ながら属している言えるような開発活動を私自身は行っていません。

私の経験からするとどう考えても1990年代までの開発手法であるため、様々な課題に気づくことが多いです。しかし、残念ながらそれらの課題が長期的なソフトウェア開発に与える影響に関して、現場のメンバーや技術リーダーには認識されないため、私自身が説得する気力をすでに失っています。

たとえば、レビューを受けてきたことがない人のコードをレビューして、色々と指摘して、最後は一緒にペア・プログラミングして、Eclipseの効率的使用法も教えながらコードを良くしたのに、「納期が厳しいのに本人に余分な工数がかかった」と言われてしまいます。

開発活動を行っていない実際の理由は、私自身に何らかの開発が任されていないことです。何も任されていないのですから、開発していないのは当然です。

結論から言うと、私自身は、「seeking a change of employer」状態です。とは言っても、現在行っている社内向けの「プログラミング言語Java」教育は最後まで終了させるつもりです。また、始めたばかりの『Linux Kernel Development』読書会は、もし再び転職するようなことがあれば、希望者だけで週末に継続して行うことになるかと思います。

※ 開発環境を整備しないと、とても開発する気にはなれないので、開発環境の整備を提案して、そのための活動は行ってはいます。しかし、やりたいことが「環境整備、テスト駆動環境作り、テストコード作成など」で、「開発をしたいのではない」と周りが勝手に思い込んでしまうのには困ってしまいます。

【2011年7月14日追記】 
開発環境を整備したら、レンタル契約切れのサーバの契約更新も仕事だということで振られて、完全にサーバ担当者扱いです。この会社では、マネージャは何もせずに、すべての雑務を現場に押しつけるようです。