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12月から第21期Java研修を開講・・・本当に最後の期? [プログラミング言語Java教育]

第20期の募集に対して18名の新卒新人からの応募があったので、12名を20期として、新卒新人に限定しない追加募集を6名を加えた12名で、21期を12月から開講することにしました。当初、テキストを20期の12名分しか調達していなかったのですが、21期の12名分も調達できたので開講することにしました。

この教育で特徴的なのは、一年コースであるにもかかわらず、グループや部署などで修了生が増えてくると、その組織としては、新しい人が入ってきても受講して当然という雰囲気になっていくことです。そして、同じだけの知識を身に付けることが周りから求められるようになってきます。

また、この研修を通して私自身が分かるのは、新卒新人の知識レベルです。Java言語の教育ですが、実際には、コンピュータサイエンスの基礎的なことを教えていることが多いです。そして、「ハッシュテーブルの季節」は、毎年やってきます。

11月から第20期Java研修を開講・・・最後の期? [プログラミング言語Java教育]

振り返ってみると、Java研修を始めた2000年は、まだ40歳でした。第1期のテキストは、『プログラミング言語Java第3版』の翻訳原稿でした。それが終ると、ちょうど翻訳を始めた『Effective Javaプログラミング言語ガイド』の翻訳原稿で研修を続けました。

第1期は、朝10時から夕方5時までと短めで、1年半のコースでした。Java研修では毎回その日の研修が終ると懇親会(飲み会)です。一度だけ、講演のためには岡山へ移動する必要があった時に、研修後に新横浜から岡山へ向かい、懇親会はしませんでした。

11月に開講する第20期で、現在のテキストによるJava研修は最後です。おそらく通算で150名以上の修了生になるのではないかと思います。研修で唯一失敗したのは、私の代わりとして講師となれる人の育成です。今の会社で2度試みましたが、どちらも途中で諦めました。

当面、第20期で最後であり、その主な理由は次の通りです。
  • 2014年には正式にJava 8がリリースされて言語仕様も変わる。
  • 『プログラミング言語Java第4版』と『Effective Java 第2版』は、絶版となっている。
  • 『プログラミング言語Java第5版』と『Effective Java 第3版』となるであろう原著の改訂は全く未定。
新たなテキスト(あるいは翻訳原稿)で行うことができる時期がきたら、コースを再開して第21期としたいと考えています。

第19期「プログラミング言語Java」コースを開講 [プログラミング言語Java教育]

私にとって通算19期目になる「プログラミング言語Java」コースをリコーITソリューションズ社内向けに今日から開始します。第19期は、10名でスタートです。

第10期からの正式名称は、「プログラミング言語Java基本技術習得」コースとなっています。プログラミングの初心者向けのような名称ですが、実際は全く違っていて、「虎の穴」コースです。

Java研修OB・OGグループ(Facebook) [プログラミング言語Java教育]

Java研修の修了生をメンバーとしたグループをFacebookに作成しています。Facebookのアカウントも持っているJava研修の修了生は知らせてください。

第17期「プログラミング言語Java」コース終了 [プログラミング言語Java教育]

5月24日(金)に、私にとって第17期となる「プログラミング言語Java」研修が終了しました。今回の修了は、8名でした。今回のコースは18名でスタートしたのですが、最終的には8名だけとなってしまいました。

また、私の後任なる講師を育成するということも当初活動としては行っていましたが、後半は結局私がすべて講師を行うということになり、育成に関しては、失敗したコースでした。と同時に、育成するのは、無理とも思ったコースでした。

午後2時までは、『Effective Java 第2版』の残りの部分のQ&Aを行った後、2時からは成果発表会ということで、一年間の振り返りとデジタル時計課題のデモを行ってもらいました。

NEC_0286.PNG
第17期生と私

これで、リコーグループでの修了生は合計57名ですが、17期生には2回目の修了生がいるの、延べ56名です。

第16期「プログラミング言語Java」コース終了 [プログラミング言語Java教育]

4月5日(金)に、私にとっては通算で第16期となる「プログラミング言語Java」コースが終了しました。2012年4月に開講して、予定の12回を1回オーバーして13回で終了しました(一月に1回)。

今回は、修了生の数としては、過去最大に18名でした。本来、定員12名のコースなのですが、希望者が多い場合には多少多くても受け入れて開講します。しかし、修了するのは、ほとんどの場合では10名以下になってしまいます。

最終回の成果発表会は18名の発表なので、朝の9時30分から始まり、17時30分に終了しました。成果発表会では、一年の振り返りとデジタル時計をデモしてもらいます。今回も様々な時計がデモされました。スタンドアロンの時計や時計付きゲーム、Androidアプリケーションとしての時計、サーバを利用した複数ブラウザーでの同時時計表示、外部のWebサービスと連携した時計など様々でした。

成果発表では修了生が修了生へ投票する形式で採点し、懇親会で結果を発表しました。投票結果の上位6名と成果発表中にデモされた「ネットワーク型時計付きビンゴゲーム」の勝者1名に私が用意した景品を贈呈しました。

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第16期修了生

Java研修 (6) [プログラミング言語Java教育]

GUI課題

Java研修 (5)」での年間のスケジュールを紹介していますが、その中に、GUI課題というのがあります。その内容は、以下のPDFに書かれています。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/yshibata/GUI.pdf

前半は、AWTのみを使用し、後半はSwingを使用します。AWTを使用するのは、現実にはほとんどAWTでプログラミングすることはないので、AWTプログラミングを一度は経験してもらい、特に、ダブルバッファリングを自分で行ってもらうためです。

AWT学習のために以下の参考図書を指定しています。

グラフィックJava2〈Vol.1〉AWT編 (サンソフトプレスシリーズ)

グラフィックJava2〈Vol.1〉AWT編 (サンソフトプレスシリーズ)

  • 作者: デビッド ギアリー
  • 出版社/メーカー: アスキー
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本

現在は中古品しか購入できませんが、入手することは可能です。

しかし、最近の受講生は、中古品も入手しないし、最初から参考図書を読む気がなかったりします。その結果、第18期生では、以下のようなことが起きました。
  • AWTと指定しているのに、Swingで作成してくる。
  • 無名内部クラスを使用しないで、GUI課題を作成してくる。
『プログラミング言語Java第4版』の第5章「ネストしたクラスとインタフェース」に関して、「無名内部クラスはどのような場合に使用するのですか」と質問されたので、全員のGUI課題のソースコードを見ると、Java 1.0の頃にそれ以外の方法がなかった書き方(FrameクラスのサブクラスでXXXListenerをすべてimplementsとするというやり方)をしているのには呆れてしまいました(いったいどこのコードを参考にしているのかと)。

GUI課題は、基本的にデジタル時計です。これは、第1期の頃から続いている同じテーマです。第10期までは、指定された機能以上のものを作成する受講生が多く、毎回どんな機能が搭載されているか楽しみでした。しかし、第11期以降は、課題通りにしか作成しない受講生が多いため、わざわざ、「上記条件は最低限の条件です。上記条件を満たして、自分なりの創意工夫をしたデジタル時計を作ってきてください。」と一言追加しています。しかし、課題通りの(あるいは課題を満たしていないしていない)デジタル時計しか作成しない受講生が近年多くなっています。

第18期「プログラミング言語Java」コースを開講 [プログラミング言語Java教育]

私にとって通算18期目になる「プログラミング言語Java」コースを社内向けに今日から開始します。第18期は、12名でスタートです。参加者のうち、今年4月に入社してきた新卒新人が7名です。

今年4月に開始した第16期と第17期もコース途中ですので、第18期を入れると、しばらくは3コースが同時に進行することになります。

Java研修 (5) [プログラミング言語Java教育]

年間スケジュール

一年間で12回(1日/月)のコースなので、現在は以下のような予習範囲となっています。
 
【Java研修年間スケジュール】
『プログラミング言語Java第4版』『Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger』 『Effective Java第2版』 GUI課題
1 第1章から第2章(64頁) 第5章、第6章
2 第3章から第6章(76頁) 第4章 課題1-1
3 第7章から第10章(74頁) 第2章、第3章 課題1-2
4 第11章から第13章(78頁) 第1章 課題1-3
5 第14章から第16章(98頁) 第7章 課題1-4
6 第17章から第20章(108頁) 第8章
7 第21章から第22章(84頁) 第9章 課題2-1
8 第23章から付録A(76頁) 課題2-2
9 第1章から第4章 課題2-3
10 第5章から第7章 課題2-4
11 第8章から第11章
12 成果発表会: 1年間を振り返って苦労したこと、学んだことなどを発表してもらいます。また、GUI課題の集大成としてのデジタル時計を作ってきてもらい、デモしてもらいます。

定員12名なのですが、もっと多い人数で始めると、12回で終わらずに、13回になったりします。

Java研修 (4) [プログラミング言語Java教育]

予習準備に対する教育での工夫

現在は、受講生は予習を行い、研修(通常は金曜日)がある週の初めに以下のものを事前提出しなければなりません。
  • テキストの予習範囲内の不明点の質問表
  • 練習問題、GUI課題のソースコード
研修を始めた2000年の頃には、事前提出は一切行っておらず、研修当時に持ってくるという形式で行っていました。しかし、そうすると次のようなことが発生していました。
  • 予習をせずに研修に来る人がいる
  • 研修日の前夜に徹夜する
予習せずに研修に来た受講生は、その場で帰らせたりしたこともあります(実際には職場に戻らせるのですが)。

このような課題を解決するために、第何回からは覚えていませんが、途中から現在のようにすべて事前提出方式にしました。ただし、この方法は、提出物を整理するのが面倒なのですが、当初は私自身で行っていました。

しかし、第11期からは事務局業務を別に行う人を用意してもらっています。事務局は、実際に受講生だったりするのですが、集める方法も様々な工夫が行われたりしています。
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