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リコー時代の研修コース名 [プログラミング言語Java教育]

2000年からJava言語研修を始め、2016年からGo言語研修を始めています。株式会社リコーに勤務した8年間での研修では、コース名に意図的に「基本技術習得」と付けていました。
  • 「プログラミング言語Java基本技術習得」コース
  • 「プログラミング言語Go基本技術習得」コース
この研修コース名から、「初心者向け」コースと勘違いして受ける人が最初の頃はいました。しかし、初心者コースではありません。

「基本技術習得」と命名した意図は、次の通りでした。
業務でその言語を使ってソフトウェアを開発しているのであれば、コースの内容を最低限の基礎知識として学習して、ソフトウェアを開発してもらいたい
その最低限のレベルというのが、Java言語であれば、以下の4冊を読んで、練習問題のプログラミングも行い、さらにいくつかのGUI課題をこなすというものでした。

プログラミング言語 Java 第4版

プログラミング言語 Java 第4版

  • 作者: ケン アーノルド
  • 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
  • 発売日: 2014/05/10
  • メディア: 単行本

Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger―拡張された言語仕様について

Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger―拡張された言語仕様について

  • 作者: 柴田 芳樹
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本

Javaプログラマーなら習得しておきたい Java SE 8 実践プログラミング

Javaプログラマーなら習得しておきたい Java SE 8 実践プログラミング

  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2014/09/22
  • メディア: Kindle版

EFFECTIVE JAVA 第2版 (The Java Series)

EFFECTIVE JAVA 第2版 (The Java Series)

  • 作者: Joshua Bloch
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2014/03/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

Java研修の最後の25期は、『Effective Java 第2版』を学習しなかったので、現在『Effective Java 第3版』(未発売)で補講を行っています。補講以外のJava研修は現在行っていませんが、今では一年半を要するコースとなっています。

Go言語研修については、テキストは『プログラミング言語Go』で、半年のコースです。

プログラミング言語Go (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES)

プログラミング言語Go (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES)

  • 作者: Alan A.A. Donovan
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2016/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

研修を通してそれぞれの言語に関する技術を学びますが、研修だからできる体験として、次の事柄が挙げられます。
  • きちんとした技術書を全部学習するという経験。一人で学習するのとは異なり、一緒に受講している仲間がいるため、最後まで読み通せる。
  • 練習問題のプログラミングを全部行うという経験。一人で技術書を読んでいると、練習問題があっても、頭の中でちょっと考える程度であり、実際にプログラミングして解く経験をする人は少ないと思います。これも、上記と同じ理由で、一緒に受講している仲間がいるために、全部解いたりします。
練習問題があるのは、『プログラミング言語Java第4版』、『Java SE 8実践プログラミング』、『プログラミング言語Go』なのですが、それぞれの本で100問以上の練習問題があり、全部解くと400問以上になります。両方のコースを修了したソフトウェアエンジニアもいます。
※ 最近は提出がすべてGithubなので、Github上には(私自身の解答例も含めて)受講生の解答例が多く存在しています。

これらのコースで学習する内容は、それぞれの言語で開発する上での「基礎知識」であり、その基礎に基づいて、実際のソフトウェア開発で応用を経験してくわけです。その意味で「基本技術習得」コースと命名していました。

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