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保守できないコードは「がらくた」 [プログラマー現役続行]

ソフトウェアエンジニアの責任に関して、『Taligent's Guide to Designing Programs: Well-Mannered Object-Oriented Design in C++』には次のように書かれています。
ソフトウェアエンジニアの責任は、何年も使われ続けるビジネス資産を作り出すことです。ソフトウェアエンジニアが、他人の書いたコードを理解することができない場合には、そのコードはあっさりと捨てられ、一から書き直されてもおかしくはないでしょう。残念なことに、このような書き直しは頻繁に起きています。コードを読みやすく保守性を高めることは、コードを正しく動作させることと同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。正しく動作しないコードは、動作するように修正することができます。保守できないコードは、がらくたに過ぎません。
資産としてのソフトウェアを開発することが重要ですが、要求された機能を実現したから自動的に資産になるかというと、そうではありません。最初から負債になっている場合もあります。機能はかろうじて実現しているけれど、コードの可読性が著しく低く、構造も非常に悪い場合には、最初から負債になっているのです。

負債であるために、機能追加やバグ修正、あるいは、パフォーマンスチューニングを行おうとしても、容易にできなかったりします。あるいは、実装終了ということで品質保証部門へリリースされた後に、バグが多く発見されても、可読性が悪いために、担当者以外は見る気もしないということもあります。
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