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高度な仕事を任せられる人になる [プログラマー現役続行]

昨年の8月31日に、前職の最終出社日として海老名に行ってから、7か月12日ぶりに海老名に行きました。「ソフトウェアエンジニアの心得」教育を行いました。いつも話している内容とほぼ同じなのですが、質問は毎回異なります。ある質問に関して、以下の内容に近い回答をしましたので、掲載しておきます。
高度な仕事を任せられる人になる

 長年ソフトウェア開発を行って業務をこなしている人の中には、新たな技術を習得しなくても、あるいは英語が読み書きできなくても、与えられた仕事をこなすことができていると勘違いしている人がいます。
 たとえば、C言語しか知らなくても、C言語だけで仕事はこなせると勘違いしている人がいます。なぜそのような勘違いが起きるかというと、その人は新しいことを学習もしないし、C言語しか知らないし、新しいことをやらせようとしても、「経験がない」とか「知識がない」とかできない理由を並べるため、最後には、C言語しか知らなくてもできる仕事を、マネジメントが探してきて与えるからです。
 つまり、その人でもできる仕事だけしか与えられていないので、できるのは当たり前なのです。しかし、本人はそんなこととは知らず、年数を経ても何の成長もしないのです。
 仕事を与える立場からすれば、仕事を与えることで本人が成長し、何とか遂行してくれるだけの能力を持っていると判断した場合には、多少新しいことや難易度が多少高めの開発をさせます。そして、それを何とかうまくやってくれたら、次はもう少し難易度の高い開発業務を与えます。
 一方、駄目だと判断されている人の場合、そのような難易度の高い開発業務をさせることは、リスクを高めることになるため、担当させなくてもすむ方法や、他の選択肢を考えます。
 つまり、同僚より困難な業務が与えられたとしたら、自分の能力が高く評価されているということです。
前半部分と同じ内容で質問に回答しましたが、後半部分も重要なことであり、若い人達には認識しておいてもらいたいと思います。
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T.Mura

> つまり、同僚より困難な業務が与えられたとしたら、自分の能力が高く評価されているということです。

半分だけ賛成。
単に仕事を与えるだけで、役職も権限も給与も同じであるとすれば、(そして往々にして労働時間だけは多く、『裁量労働』を口実にして残業手当さえ支払われてないとすれば、)それはやはり何も評価していないのです。最初はどれだけまじめに真剣に必死に努力していても、周りを見てみると「プログラマーは30歳が定年」だの「30歳を過ぎたらプログラマーなんか辞めて管理職を目指せ」だのと上司や経営者は叫んでいます。そして周りを見渡せば、現場には熟練プログラマーはほとんど生き残っていません。

それでは技術者としてプログラマーとして、評価されているとは言えないのです。
by T.Mura (2010-04-13 00:07) 

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