書斎の整理

大学時代に読んだ本からずっと持っているものも多いのですが、引越しするごとに持ち歩いているものもありました。いつか読むことがあるだろうと思いながら持っているものが多いです。物心付いてからずっと、転居の繰り返しで、結婚してからも平均2年ぐらいで転居していました。

2001年6月に今のマンションを購入して移ってきてからは、一度だけ、米国Webster州に駐在するために転居したのですが、その時は、マンションは貸さずにそのままにして、日本に置いていけるものは全部マンションにそのまま置いていきました。

昨日、書斎を何とかしたいと整理を少し始めました。そして、思ったのです。読まない本は、10年経っても、20年経っても読まないなと。あと10年で60歳になることを考えると、この際、もう読まない古い本は処分してしまった方が良いのではと。

しかし、読まなくても、本を読んだ時の思い出が、本には残っていたりします。そのため、持っていたりする本もあるのです。たとえば、書棚には、John Grishamの『The Firm』があります。1992年の初めに冬のRochester, NYへ初めて出張しました。帰りのRochester空港で、早朝に、帰りの飛行機の中で読む本を小さな売店で物色していたら、売店のおばさんに薦められて購入したペーパーバックです。そして、本の後ろには、次のように書かれています。

1992.3.15 Palo Alto, CA. U.S.Aのアパートにて読了

その頃は、Standford大学の敷地に隣接するOak Creek Apartmentに住んでいました。そして、John Grishamの小説を読むきっかけになったのが、この本でした。