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技術者のレベルとソフトウェア開発の難易度(6) [プログラマー現役続行]

技術者のレベルとソフトウェア開発の難易度」では、技術者のレベルとソフトウェア開発の難易度、それに仕事の割り当てに関して述べています。繰り返しになりますが、再掲載します。

縦軸が、ソフトウェアエンジニアの技術レベル、横軸が開発するソフトウェアの難易度です。

開発ソフトウェアの難易度









色の説明
余裕割り当て
最適割り当て
成長期待割り当て
無理な割り当て

水色は最適な仕事の割り当てを示し、ピンクは、本人の成長を期待しての仕事の割り当てを示しています。

この表は、当たり前と言えば当たり前なのです。問題は、技術者のスキルレベルと開発するソフトウェアの難易度を第三者が測る方法がないことです。赤色に相当する部分の仕事をさせるには、少なくともピンク状態の技術レベルになるまで、エンジニアを教育するとか経験を積ませる必要があります。表から分かるように、仕事の難易度が5以上のソフトウェア開発に対して、技術レベルが3以下の開発者を投入すると、プロジェクトは失敗する可能性が高くなります。

問題は、どちらの軸も測る方法がなく、感覚的な言い方しかできないことが多いことです。
(ここまで、再掲載)

技術者のスキルに関しては、自分よりもスキルが高い人を評価する際に、「高い」というのは言えても「どれだけ高い」かは言えません。どれだけ高いかを言えるのようになるのは、その人と同じレベルになるかそれ以上になった時です。さらに、開発の難易度に関しては、自分がこなせる青か水色までは、どれだけの難易度であるかは把握できるのですが、赤の部分に関しては、「どれだけの難易度」であるかを知ることはできないです。

別の見方をすると、スキルが7の人だけが、他の人達のスキルや開発の難易度を把握できるということになります。そして、適切な仕事の割り当てができることになります。

ソフトウェア開発組織のメンバーがマネージャも含めて、スキルが3だったと仮定してみてください。その状況で、開発しているソフトウェアの難易度が5以上だったりしても、5以上であるということを理解することなく、スキルが2や3の技術者が難易度5以上の開発業務が割り当てられたりします。その結果、プロジェクトは遅れたり、失敗したりする可能性が高くなります。

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