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開発組織のDNA [プログラマー現役続行]

以前、「生産性の向上」と題してブログを書いています。その中で、ハーラン・ミルズの言葉を引用しています。
企業におけるプログラマーの能力差は10倍であるといわれている。しかし、企業自体の生産性にも10倍の開きがある。
ハーラン・ミルズ
ソフトウェアの開発組織における生産性には、様々な要因が影響を与えているのは確かだと思います。

最近、私自身が感じ始めているのは、ソフトウェア開発に対する取り組み方というかDNAというか、上手く言い表せませんが、何か今まで私が認識していなかった要素があるのではないかということです。

組織が発足して、徐々に拡大していく過程があるのですが、すべての組織が同じ過程を経るのではなく、発足当初から異なったDNAを持って組織は大きくなっていくのではないかと。そして、そのDNAは維持され続けて、後から新卒で入っていった人がいても、受け継がれていくのではないかと。

たとえば、私自身が1984年に社会人となって働き始めた富士ゼロックスは、米国ゼロックスとそのパロアルト研究所(PARC)で確立したソフトウェア技術や手法を基盤として、ワークステーション開発を行っていました。そして、米国ゼロックス社で生まれたソフトウェア開発に対するDNAは、ワークステーション開発に従事した多くの富士ゼロックスのソフトウェアエンジニアに引き継がれていったのだと思います。ワークステーション開発から撤退後も、やはり、そのDNAは、デジタル複合機のソフトウェア開発やDocuWorksなどの様々なソフトウェア開発にも引き継がれていっているということです。

今は、非常に曖昧な私自身の感覚なのですが、一体何がDNAなのかを明確にするのは、今後の私の課題かもしれません。


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