『Effective Java 第3版』 [Effective Java 第3版]
私にとって17冊目の翻訳本になる『Effective Java 第3版』が今月末には書店に並びます。第2版がちょうど10年前です。第2版は、ジェネリックスを含めた大きな言語仕様の変更がJava 5で行われた後でした。今回は、Java 8でラムダとストリームという言語仕様の変更とライブラリの拡張が行われた後となります。
新たに追加された項目は以下の通りです(項目番号は、第3版の番号です)。
- 項目9 try-finally よりもtry-with-resources を選ぶ
- 項目21 将来のためにインタフェースを設計する
- 項目25 ソースファイルを単一のトップレベルのクラスに限定する
- 項目32 ジェネリックスと可変長引数を注意して組み合わせる
- 項目43 ラムダよりもメソッド参照を選ぶ
- 項目44 標準の関数型インタフェースを使う
- 項目45 ストリームを注意して使う
- 項目46 ストリームで副作用のない関数を選ぶ
- 項目47 戻り値型としてStream よりもCollection を選ぶ
- 項目48 ストリームを並列化するときは注意を払う
- 項目55 オプショナルを注意して返す
- 項目85 Java のシリアライズよりも代替手段を選ぶ
既存の項目も見直しが行われています。
今回も翻訳作業を通して原著の間違いを多く発見し、その多くは英版版の4th printingで修正されています。
2018-10-02 06:53
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