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学ぶのに遅すぎることはない(2) [プログラマー現役続行]

学ぶのに遅すぎることはない」では、Kathy SierraのTwitterからメッセージを紹介しています。その最後では、100歳の女性が「60歳の時にバイオリンを始めていれば、40年間はバイオリンを弾き続けてきたことになったのに」とインタビューを受けた時に述べたことを紹介しています。

ソフトウェアエンジニアとして、若い頃は勉強していたが、30代、40代となって学ぶのを止めてしまっても、再び再開すれば、長い人生の中、あるいは少なくとも会社人生の中で、10年以上は学習を続けることになると思います。

今更新しいことを勉強するのはという人は、自分が経験していて良く知っているけど、若手が知らないことを一緒に勉強するような技術書の読書会を開催してください。適切な技術書を選んで、業務時間外にその本の読書会を開催することを案内して、若手の参加者を集めて開催するのです。

週に1回で60分や90分であっても、毎週読み続けていけば、必ず一冊の本が終わります。一冊の本が終わったら、次の本を選んで開催するのです。たとえ、自分が経験して良く知っていることに関することでも、きちんとした書籍を選んで読めば、若手だけでなく、自分自身が学ぶ事柄も必ず書かれていたりします。また、自分の経験から、本の内容を補足して説明したりすることもできると思います。

ソフトウェアエンジニアとしての先輩の責務の一つは、社会人となって会社に入ってきた若手に、継続した学習の習慣を身につけさせることです。つまり、魚を与えるのではなく、釣り方を教えることです。ソフトウェアであれば、「継続した学習の習慣」が「釣り方」に相当すると思います。

「継続した学習の習慣」が定着しなければ、自分が出世して偉くなっても、開発組織としては、スキルの高いソフトウェアエンジニアは育っていないことなります。そして、その時に、部下に学習しろと言っても遅いかもしれません。
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