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文書の指導(2) [プログラマー現役続行]

前回の記事「文書の指導」では、文書をチェックして修正させるためには、「部下と上司の関係の上で成り立つ行為」と述べていますが、社外へ公開する文書についても、チェックして修正させる部門や部署があるわけです。何もチェックされることなく、社外へ公表されることはないかと思います。

一方、昔と違って今日では、技術系のTech Blogを書くことを社員に推奨して、自社のサイトで公開する企業が多くなっています。そのような技術ブログの場合、どのようなチェック体制なのかは、企業によって異なっているのではないかと思います。たとえば、Tech Blogを公開する前に必ずビューを行う担当者や組織があったり、マネージャによるチェックおよび承認が必要であったり、本人任せになっていたりとさまざまだと思います。開発組織がフラットであれば、Slackの専用のチャネルを通して、誰ともなくレビュー依頼を出してレビューしてもらうのかもしれません。

私自身、一人のソフトウェアエンジニアとして、勤務時間はほぼプログラミングを行っています。富士ゼロックスグループやリコーで行っていたような、作成された文書をチェックして修正を指導する部下は持っていません。私自身は楽ですが、その一方で思うのは、まわりの若手のソフトウェアエンジニアの人達は、指導を受けて、文書を書くスキルを伸ばす機会が得られないまま年を重ねていくのではないかということです。同じことが、「API仕様を書く」で述べた事柄に関しても当てはまります。

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