新装版『達人プログラマー』 [プログラマー現役続行]
ピアソンが日本での翻訳出版から撤退した時に絶版になった『達人プログラマー』が、再出版されます。再び、日本のソフトウェアエンジニアが読むことができるようになったのは、とてもよいことだと思います。「ソフトウェアエンジニアの心得」と題した講演や教育でも紹介しているのですが、絶版の本を紹介するのはちょっと心苦しいものがありました。
拙著『ソフトウェア開発の名著を読む 【第二版】』でも紹介しており、紹介の最後に次のように書いています。
より優れたプログラマーへ
本書には、実践的なプログラマーとなるために常に心得ておくべき事柄と、日々のソフトウェア開発で実践すべき事柄が、具体例と共にまとめられています。すべてを一度に行うことは困難ですが、すぐに試すことができる事柄については、実際に実践して一つ一つ身につけていけば、より優れたプログラマーになることができると思います。
原著は、こちらです。
The Pragmatic Programmer: From Journeyman to Master
- 作者: Andrew Hunt
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 1999/10/20
- メディア: ペーパーバック
原著の1st printing(第1刷)を読んだのは出版直後の1999年12月でした。私が40歳になった頃です。私自身に影響を与えた名著の中の一冊です。是非、若い人達にも読んだもらいたい本です。
余談ですが、原著の2nd printig(第2刷)以降には、謝辞が追加されており私の名前も掲載されています。謝辞の欄であっても名前が初めて掲載された本です。残念ながら日本語版にはその追加された謝辞は追記されていなかったので、今回の再出版でも追記されていないと思います。