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プログラミング言語の経験(1) [プログラマー現役続行]

大学に入学して以来、様々なプログラミング言語を学んでプログラミングをしてきました。今日、どのプログラミング言語から学べばよいか分からないぐらい、多くのプログラミング言語が存在し、その多くが無料で利用できます。

1978年に大学に入学して、1年生の時に学んだのはFortranでした。当時、大学の計算機センターには、IBM 370システムがあり、TSS端末でFortranプログラムを作成して、バッチ投入して、コンパイルおよび実行を行っていました。そして、実行結果は、ラインプリンターに出力されるというものでした。大学のプログラミング言語のコースは、このFortranのコースだけで、基本的には、それ以外の言語は自分で学びなさいということでした。

1年生の時に、計算機(CPU)の仕組みを学ぶ講座があったのですが、そのテキストは英語でした。さらに、そのテキストには動作の仕組みがすべてAPL(A Programming Language)で記述されていました。そのため、APLを独学し、その講座の最終レポートもAPLでプログラムを書いて提出しました。当時、計算機センターには、APLキーボードを持つTSS端末があり、そのキーボードを使用して、プログラムを入力していました。しかし、APLには、演算子が100個以上あり、その演算子がキーボードのどこにあるのかを探すのが大変だったと記憶しています。

2年生か3年生の頃にPascalが登場し、計算機センターにも処理系が導入されたので、Pascalを学んでプログラミングしたりしていました。学ぶと言っても、当時は、月刊誌「Bit」の連載記事で学びました。また、当時、処理系として仮想マシンベースのUSCD Pascalなども登場していました。

おそらく3年生の時だと思いますが、コンパイラの講座で、最終レポートがコンパイラを書いて提出するというものがありました。コンパイラをPL/Iを使用して書きなさいということだったので、PL/Iを学んでコンパイラを書きました。しかし、パンチカードシステムの計算機を使用しなければならず、パンチ室と計算機室を行ったり来たりして大変でした。

3年生までは高級言語を使用していたわけですが、4年生と修士の2年間は、ひたすらZ80アセンブリ言語でプログラミングをしていました。独自に作成したハードウェア用のソフトウェアを作成していて、この頃は、アセンブリ言語でプログラミングするのが全く苦痛ではなかったです。しかし、さすがにアセンブリ言語ではないだろうということで、修士が終了する前に、Forthを使用して既存のコードを書き直したりしていました。

個々のプログラミング言語を深く極めたわけではありませんが、当時は、大学の6年間で、色々なプログラミング言語を学んだことになります。