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継続した学習(4) [プログラマー現役続行]

継続した学習」では、中途採用の面接で私が行っている「継続した学習の習慣の確認」の方法としての、書籍一覧での確認の話を書いています。

継続して学習するという習慣は、非常に重要なのですが、新卒新人で入社した場合には、配属された職場の先輩達の習慣に大きな影響を受けることがあります。先輩が、業務としてのソフトウェア開発を遂行する上での最低限の学習しかせずに、既存のコードの書き方をまねるだけで、細かな点に注意を払わないようであれば、新人で入ってきても、同じような習慣になってしまう可能性が高いです。

その結果が、中途採用を募集しても、ほとんど書籍を読まない人達ばかりが応募してくるという状況かもしれません。あるいは、複写機メーカーということで、そのようなソフトウェア開発者達が応募してくるのかもしれません。組み込みシステムを開発している人達は、必要なプログラミング言語を学んだ後は、新たなことを学ばない傾向が強いと私は感じています(2000年の頃に、実際にアンケートで調査したことがありますが、C言語しか知らない人は、本を読まない人が多い傾向にあるという結果でした)。

同じ会社であっても、所属する組織によっては大きな差があるかと思います。中途採用と同じアンケートを実施したとしたら、おそらく、組織ごとに大きなバラツキがでるのではないかと思います。あるいは、個人ごとに異なる結果になるかもしれません。たとえば、私から影響を受けた人達、特に、1年間の厳しいJava研修を修了した人達とそうでない人達には、学習習慣に大きな差が出ているかもしれません(Java研修では、1年間で合計で約1,000ページの技術書を読まないといけないので、継続して予習を行わないと修了できません)。