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早朝のオフィスでコーヒーを飲む [朝型]

プログラマー”まだまだ”現役続行 (技評SE選書)

プログラマー”まだまだ”現役続行 (技評SE選書)

  • 作者: 柴田 芳樹
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

第7章「朝型力」からです。

早朝のオフィスでコーヒーを飲む

 集中して仕事をする必要があるソフトウェア開発では、静かな時間を会社で見つけ出す必要があります。その時間を見つけ出すのは、容易ではありません。特に日本ではそうです。
 私の場合、米国に駐在した五年間は個室勤務でしたが、日本で個室だったことは一度もありません。そのため、集中してソフトウェアを開発する場合や、技術書の学習をするには、誰もいない早朝に出社する必要がありました。
 1984年に24歳で社会人となって、実際のソフトウェア開発に従事しはじめた頃から、1988年暮れに米国に駐在するまでは、帰りも遅く忙しい日々を送っていました。
 その中で、学習時間を捻出するために、とにかく会社には、始業1時間前の7時台前半に出社して専門書の学習をしていました。米国駐在を終えて、1993年に帰国してから1999年までも同様でした。
 40歳になった2000年からは、翻訳活動や雑誌に記事の執筆をするようになり、朝の貴重な時間は自宅でそれらの活動に充てていますので、出社は9時前後となっていました。
 2009年に転職してからは、フレックス勤務制度でなくなり、通勤も遠くなったため、勤務先の最寄り駅まで早く到着して、最寄りのマクドナルドやスターバックスで、1時間程度、翻訳や執筆を行って出社しています。
 誰も出社していないオフィスは、静かで非常に気持ちがいいものです。40歳までは、朝、出社してまずはコーヒーを入れて、コーヒーを飲みながら集中して学習や業務に取り組んでいました。
 特に私がいちばん好きだった朝は、ジャストシステムの徳島本社に勤務していた頃、冬に和歌山県側の水平線上の朝日を見ながらコーヒーを飲む朝でした。

『プログラマー”まだまだ”現役続行』(p.152)

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