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ソフトウェアエンジニアと英語力(3) [英語]

前回のつづき)

英語の書籍による勉強会を開催するようになったのは、私が39歳の時です。最初の書籍が『The Java Programming Language, Second Edition』だった訳です。実は、この第2版は、ページ数にして、『プログラミング言語Java第3版』の半分ぐらいしかありませんでした。

次に読書会の書籍として選んだのは、『Graphic Java 1.2: Mastering the JFC : AWT』でした。私は、『Graphic Java』を初版から読んでいたので、新刊が出たということで選んだと思います。当時、Javaによる開発をしていた相馬純平さんのサポートをしていました。彼には、この書籍を読んで、「本に書いてあることを私に聞かないように。ただし、読んで分からないことは聞いてよいから」と指示していました。つまり、翻訳がない本を全部読んで仕事をするようにと指示したことになります。実際、彼は、苦労しながら全部読んだはずです。
※ 著者であるDavid Geary氏の本『Google Web Toolkit ソリューション』を2008年に翻訳しています。

普通の勉強会とはちょっと違った形式で行ったのは、書籍『The Practice of Programming』の第1章と第2章の勉強会です。勤務地(海老名プライムタワー)の他に2拠点(神奈川サイエンスパーク、埼玉県岩槻)に出向いて毎週早朝に勉強会を行いました。その時に作成したのが「勉強会ノート」です。この時は、若手を中心として、英語の書籍で勉強会を行いました。前述の相馬さんも参加していました。その後は、日本語版が出たので、新卒新人を対象に、日本語版で第1章と第2章を学習させるということを行ってきました。転職してからは、私が属している開発本部だけですが、2013年度の新卒新人からやっと、必ず学習させるということになっています。

次に選んだのは、『Programming Embedded Systems in C and C++』です。これも当時は翻訳本が出ていないく、組み込みシステムを基本を学ぶということで良い教材でした。その後、改訂版が出版されていますし、日本語版も出版されています。

組み込みシステムというよりもコンピュータの基礎の基礎を新卒新人に学ばせるために選んだのが次の書籍です。

Introduction to Computing Systems: From Bits & Gates to C & Beyond (Computer Engineering)

Introduction to Computing Systems: From Bits & Gates to C & Beyond (Computer Engineering)

  • 作者: Yale Patt
  • 出版社/メーカー: McGraw-Hill Science/Engineering/Math
  • 発売日: 2003/08/05
  • メディア: ハードカバー

つづく
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