SSブログ

ソフトウェアエンジニアと英語力(2) [英語]

前回のつづき)

英語の技術書を使用した勉強会を主催するようになったのは、1998年後半か1999年だと思います。最初に選んだ書籍は、『The Java Programming Language, Second Edition』で、いわゆる書籍『プログラミング言語Java』です。しかし、この第2版だけ日本語版はありません。初版は翻訳されていましたが、第2版は翻訳されていません。第3版と第4版は、私が翻訳しています。

当時のことは、あまり覚えていませんが、10名弱ぐらいの勉強会だったと思います。富士ゼロックス内でもJavaを用いたプロジェクトは、1つしかなかった頃です。

英語で技術書を読むことで重要なのは、継続して読み続けけることです。しかし、英語で読むということをほとんど行っていない人にとっては、背中を押す何かが必要であり、その1つが勉強会だと思います。

この最初の英語による技術書の勉強会の参加メンバーの一人に、現在は米国のシリコンバレーに駐在している木南英夫さんがいます。様々な技術領域で活躍されていますので、知っておられる人も多いかと思います。当時は、かなり苦労されながら勉強会の予習をされていたようです。10年間ほど一緒に仕事をし、2002年8月には、私にとって2度目の米国駐在となるWebster, NYへも同じプロジェクトで一緒に赴任しました。木南さんも、今は、2度目の米国駐在です。

英語の技術書を読む場合、最近の若い人達に言っているのは、「翻訳されているのであれば翻訳書を読んで、すばやく技術を学んでください。同時に、興味がある技術領域の(まだ翻訳がない)新刊を英語で読むようにしなさい」ということです。私の場合、英語で技術書を読むことが圧倒的に多くなった理由は、後者です。つまり、面白そうな新刊が出たので読むということです。

つづく
コメント(0)