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英語で学ぶ [プログラマー現役続行]

吉岡弘隆さんのブログ「エンジニアの英語化戦略」では、英語を学ぶではなく、英語で学ぶという話が書かれています。

会社の中で、昇格基準にTOEICがあるから英語の勉強(実際にはTOEIC対策勉強)をしているという人は多いですが、英語で技術書を読んでいるというエンジニアは非常に少ないです。そして、英語での一次情報にあたらないエンジニアも多いです。

長年、英語の書籍による読書会(勉強会)を開催していますが、英語力レベルとは関係なく、積極的に参加する人達と、全く参加しない人達に分かれてしまいます。ソフトウェアエンジニアであれば、英語で技術を学習しながら、英語を学んでもらいたいものです。

大学時代は、英語の教科書というのは1回だけありました。しかし、英語の書籍を読んで技術を学習するようになったのは、社会人となってからです。いつ頃から英語の書籍を読み始めたのかの記憶は定かではないですが、社会人5年目の1988年11月には米国に赴任したので、その前であることは確かです。その頃は、インターネットは普及していませんでしたので、一次情報の多くは書籍でした。

日本人のソフトウェアエンジニアは、英語に限らず、日本語の書籍であっても読まない人が多いです。米国の約半分の人口の日本なら、米国で売れた書籍の日本語版は、米国での部数の半分ぐらいは売れるだろうと米国の出版社は期待するようなのですが、実際には、多くの翻訳本が、初刷りの2,500部から3,000部さえも売り切れないのが日本の実情です。

英語で技術書を読むというのは、最初は大変かもしれませんが、積極的に継続的に続けていく必要があります。そして、TOEIC対策本を勉強するのではなく、英語でソフトウェア技術を学ぶことで英語を学ぶことも必要です。
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