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『ソフトウェアエンジニアの心得』教育 [プログラマー現役続行]

講演として行っている内容は、ずっと技術教育としても行っています。社内の新卒新人教育コースに組み込まれた形式としては、過去8社の企業で行ってきました。

基本的に内容の骨格はほとんど変化していません。おそらく、そのほとんどが実践して身に付けるのに時間を要するからだと思います。つまり、簡単に身に付けることができてしまい、当たり前にみなさんが実践できていれば、わざわざ話をする必要もない訳です。

読みやすいコードを書くということは、簡単には習得できません。自分の理解ではなく、未知の読み手が理解できるかという観点から自分のコードを見直すことができなければなりません。それは、意外と難しかったりします。そして、読みやすさに関する様々な優れた書籍を読まないで、普段、ソフトウェア開発をしている人が多いです。

継続的に学習することは、その重要性を理解して、実践し続ける必要がありますが、書籍を通してきちんと学習するという習慣がない人がまだまだ多いと思います。

論理的思考では、やはり、デバッグ時にどれだけ論理的にデバッグできているかということですが、私の周りを見ても全く論理的ではないデバッグをする人が今でも多いです。

英語力に関しては、私の視点からは、私の周りでもあまり努力していない人が多いと思っています。アルク社のヒアリングマラソンではないですが、やはり、年間1,000時間程度は、ながらでもよいから、英語のヒアリングを続ける必要がありますし、技術書も含めて多くの英語を読む必要があります。

プログラマー”まだまだ”現役続行 (技評SE選書)

プログラマー”まだまだ”現役続行 (技評SE選書)

  • 作者: 柴田 芳樹
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

『ソフトウェアエンジニアの心得』と題する内容は、基本的に拙著の内容に沿っています。手弁当で行っている講演ではさすがに書籍を配布したりしませんが、企業内の教育コースの一環として行う場合には、書籍も購入してもらい配布してもらっている会社がほとんどです(でした)。

※ ただし、リコーでは過去一度も配布されていません(「技術教育と配布書籍」)。

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