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社会人30年 [キャリア]

1984年4月1日に社会人となってから、30年が過ぎようとしています。30年間ずっと製品開発に従事していたのではありませんが、従事した製品開発の多くが、プロジェクトの初期から参加しているというものでした。それは、既存のソフトウェアを保守するというのではなく、開発組織として、すべての一から構築するプロジェクトが多かったということです。そして、どのプロジェクトでも、新たなことを多く学びながら成長できたと思います。

プロジェクトの初期から従事するということは、様々な事柄を自分達で判断しながら進めなければなりません。誰かが、細かな要求仕様を提示してくれるわけではありません。

しかし、社会人となって従事するソフトウェア開発は、既存のコードを修正して新たな要求に対応させるという開発業務が多かったりしますし、新卒となってから、そのような開発しか従事したことがない人も多いと思います。

その結果、社会人となって、5年以上ソフトウェア開発に従事していても、既存のコードの修正ではなく、すべてを決めながら一からソフトウェアを開発する従事したことがない場合には、自分から主体的に仕様を決めたりするのではなく、仕様が決まっていないことに不平を言うだけのエンジニアになってしまっている場合があります。

幸い、私自身は、従事したソフトウェア開発の多くが、一からすべてを開発するプロジェクトであり、結果として、そのことが、今の私自身を形成しているのかもしれません。
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