小さな改善経験を積み重ねる

ソースコードの改善は、小さな改善を繰り返し実践することで身に付けていくものです。コンパイル出来て実行もできたので終わりとしていると、何年経過してもコードの細部に無意識に注意を払いながらコーディングできるようにはならないです。

たえば、『Clean Code』『リーダブルコード』『Code Complete』などを読んだ時に、改善のヒントを得たなら実践してみて改善されるかを自分で経験してみることです。小さな改善であっても、様々な改善を何年も積み重ねて経験していくと、大きな差となります。

恵まれた組織であれば、本を自分で読まなくても、先輩が日々指摘してくれることで改善方法を学ぶことができるかもしれません。しかし、そうでなければ本を読むことで著者の経験から学んで実践していくことが必要です。優れた組織に属する機会よりは、本を読んで実践する方が確実に実現可能です。

Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

• 作者: Robert C. Martin
• 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
• 発売日: 2009/05/28
• メディア: 大型本

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

• 作者: Dustin Boswell
• 出版社/メーカー: オライリージャパン
• 発売日: 2012/06/23
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

Code Complete第2版〈上〉―完全なプログラミングを目指して

• 作者: スティーブ マコネル
• 出版社/メーカー: 日経BPソフトプレス
• 発売日: 2005/03
• メディア: 単行本

Code Complete第2版〈下〉―完全なプログラミングを目指して

• 作者: スティーブ マコネル
• 出版社/メーカー: 日経BPソフトプレス
• 発売日: 2005/03
• メディア: 単行本

私自身は、若い頃からコードをレビューしてもらって指導を受けた経験はなく、ほとんど本で読んで学んだことを実践しなが身に付けていくということだけでした。『Code Complete』は、初版も第2版も英語版で読んでいます。

Code Complete (Microsoft Programming)

• 作者: Steve McConnell
• 出版社/メーカー: Microsoft Press
• 発売日: 1993/05/14
• メディア: ペーパーバック

初版は、Java言語が登場する前ですので、C言語でのコードの書き方が書かれていました。