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ソフトウェア開発組織が持つべきカルチャー 009 [ソフトウェア開発組織が持つべきカルチャー]

Source Code Controlへ最低でも毎日コミットする

今更言うまでもないですが、SubversionなどのSource Code Controlを使用するのは当たり前です。しかし、意外と普段の開発で使用していない人やチームがあったりします。

たとえば、プロトタイプ開発で開発者のPCにしかソースコードが存在しなかったりします。開発者に、プロトタイプのソースコードはどこにあるのかとか、きちんとソースコード管理に入れているのかと聞くと、開発者のPCにしかなかったりするのです。そして、チームリーダがソースコード管理に関心を持っていないため、ソースコードがそのような状態で開発が続けられていることがあります。あるいは、時々一つのファイルにまとめてバックアップしていますとか。

日々の開発では、最低でも一日に一回はコミットして帰るのが原則です(本来、コミット頻度はもっと多いはずですが)。しかし、開発者のPCにしかソースコードが存在しないような状況であれば、本来チームリーダは、Subversionなどに入れなさいとか毎日コミットしなさいと言い続ける必要があります。そうでなければ、明日の朝、開発者のPCが立ち上がらなくなって、コミットしていないソースコードを失ったり、開発者が何かの事情で長期休みになった時に、開発が進んでいたはずなのに、実際にはソースコードが無いという状況が発生することになります。