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英語の書籍による勉強会(2) [読書会]

英語の書籍による勉強会」でも書きましたが、英語の書籍を使用した勉強会を1999年から継続して行っています。現在は、昨年から始めた『Linux Kernel Development, 3rd Edition』の勉強会を毎週月曜に継続して開催しています。

Linux Kernel Development (3rd Edition) (Developer's Library)

Linux Kernel Development (3rd Edition) (Developer's Library)

  • 作者: Robert Love
  • 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
  • 発売日: 2010/07/02
  • メディア: ペーパーバック

参加している人達は、私より二回り近く若い人達です。私の勤務地は海老名RTCなのですが、大森事業所からも電話会議で参加してもらっています。朝7時40分から8時45分までの1時間です。残念ながら、7月から9月は会社がサマータイム制を導入するため始業時間が1時間早くなるので、勉強会は休会となり、10月から再開します。

英語の書籍を読むというのは、初めての人にとってはやはり、難しかったりします。しかし、継続して参加することで、当初よりは英文の理解力が徐々に良くなっていきます。技術書は、1つセンテンスが長いことが多いのですが、そのため頭から読んで構文を読み取ることが難しいです。しかし、回を重ねるごとに、構文を理解する力が徐々に良くなっているのが分かったりします。

残念ながら、長年、英語の書籍での勉強会を開催した経験からすると、勉強会で使用する書籍しか英語を読まない人は、あまり英語力は伸びていきません。他の技術書や小説なども英語で積極的に読むとか、継続してリスニングを続けるといったことも並行して行っている人は伸びていきますが、そうでない人はある程度で頭打ちになって伸びていかないようです。

しかし、週に1回1時間とはいえ毎週継続的に参加することで、英語に対する抵抗感は少なくなっていきますし、最後まで続ければ英語で技術書を読み終える達成感を得ることができます。一人で英語の技術書を読み続けるというのは、ある程度の英語力がなければ続けるのが困難だったりしますが、勉強会への参加を継続することで、若い時から技術書を英語で読むことを習慣にすることができます。そして、英語でも読むことができるソフトウェアエンジニアになれば、書籍選びの範囲が非常に広くなります。