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第15期「プログラミング言語Java」コース [プログラミング言語Java教育]

私にとっては通算第15期になる「プログラミング言語Java」教育を社内のある事業部向けに4月から開催することになりました。コース開催に先立って、コース内容の説明を兼ねて「プログラミング言語Java教育を振り返って」という説明会を開催します。社内向け(つまり、社外には非公開)の説明会です。

2月22日(火) 16時30分~18時
新横浜事業所 2F 第2会議室

書籍『Java : The Good Parts』 [献本]

Java: The Good Parts

Java: The Good Parts

  • 作者: Jim Waldo
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2011/02/24
  • メディア: 大型本

出版社より献本していただきました。まだ、全部は読んではいませんが、Javaの発展の中心にいた人が書いた本というのは、新たに学ぶことがあるのではないか、あるいは、重要な事柄を再認識できるのではないかと期待して読み始めています。

まだ読み始めたばかりですが、第2章「型システム」では、インタフェースに関して次のように述べられています。
インタフェースを使う最大の理由を知るには、インタフェースがシステムの全体設計をどのように明確にするのかを知らなければならない。適切に設計すれば、ひとつのインタフェースはひとつの意味的な単位を定義するものになる。すなわちインタフェースとは、相互に意味を与え合うオペレーションのまとまりを定義するものだ。インタフェースはそれ自体、Javaプログラムや、それらプログラムを使ったシステムにおける、意味の基本単位と考えるべきである。このインタフェースと意味との関係は、一般的にはあまり理解されていないところだ。
『Java: The Good Parts』(11頁)
これは、非常に本質的な説明となっていますが、初心者にはおそらく何を言っているのか分からないと思います。1996年にJavaを独学し始めた頃の私もインタフェースを当時は全く理解できていませんでした。

同時に、十分な知識も経験もないエンジニアに重要なAPI設計をさせているソフトウェア開発組織は、最初から技術的負債を作り込んでいるし、きっとこのような書籍を読んだりもしないんだろうなと思ったりもしました。