書籍『あなたの24時間はどこへ消えるのか』と『News Diet』 [本]
『あなたの24時間はどこへ消えるのか』の「あとがき」は、「私の父には、定年が来なかった。」で始まり、後半には次の言葉が印象的に書かれています。
週末の楽しみは平日に時間は有限であり、第3章「人生を進める1週間の使い方」では、仕事のタスクをプライベートのタスクを同等に扱うことが述べられており、著者によるタスクへの取り組み方が紹介されています。プライベートで行いたいことを仕事のタスクと同等に扱うことは、将来、あれをやっておけばよかったと後悔しないために重要だということは同意できます。
定年後の夢は今年に
第2章「時間泥棒はすぐそこに」の内容は、まさに『News Diet』で述べられていることの実践例とも言える内容となっています。『News Diet』では、今日では、技術の進歩によってさまざまなニュースが「通知」されるようになっているが、次のようにニュースの害が述べられています。
- ニュースという一口サイズのごちそうをたらくふ食べる行為は、間違いなく成功の邪魔をする要因の一つだ。
- それなしでは生きられないほど重要なニュースなど存在しない。数え切れないほどのニュースよりも、たった一冊の良書の方が何千倍もあなたの人生と健康のためになる。
- 仕事がある日に多くのニュースを消費すると、どれだけの時間を無駄にしたかとは関係なしに不満足な成果しかあげられない。何かをやり遂げられるだけの意志力が残されていないからだ。
『あなたの24時間はどこへ消えるのか』の第2章では、さまざまな通知をオフにすることとアプリケーションを削除することが書かれています。アプリケーションの削除まではまだしていませんが、私自身もiPadやiPod Touchのアプリケーションの多くの通知機能をオフにしています。
通信環境が発達したおかげで世界が狭くなり、リアルタイムに多くのニュースに接することが可能になった今日の社会では、意識してニュースを遠ざけることを行わないと、貴重な時間が失われていくことを示す2冊です。
2021-02-28 12:22
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