『Effective Java 第3版』研修 [プログラミング言語Java教育]
第1章「はじめに」には次のように書かれています。
この本は初心者向けではありません。つまり、みなさんがJava をすでに使いこなしていることを想定しています。もし、そうでなければ、Peter Sestoft の『Java Precisely』[Sestoft16] などの多くの優れた入門書籍を検討してください。『Effective Java』はJava 言語の実用的知識を持つ人なら誰でも理解できるように意図していますが、上級プログラマに対しても考えるべき材料を提供しているはずです。また、私自身も「『Effective Java 第2版』は、やはり初心者向けではない」と題する記事を書いています。
従来、富士ゼロックスグループおよびリコーグループで行っていたJava研修では、『プログラミング言語Java第4版』を学んだ後に『Effective Java 第2版』を学んでもらっていました。『Effective Java 第3版』に関しては、第25期Java研修の修了生を対象として翻訳原稿を使って「補講」を行いました。
『Effective Java 第3版』をきちんと理解しようと思うと多くの基礎知識を必要とします。少なくとも以下の3冊は読んでおく必要があります。
Java 5までの言語仕様、メモリモデル、シリアライズなどの基礎的な事柄が書かれています。
Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger―拡張された言語仕様について
- 作者: 柴田 芳樹
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
Javaプログラマーなら習得しておきたい Java SE 8 実践プログラミング
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: Kindle版
第25期Java研修生はこれらの3冊の学習まで終えていたので、補講として『Effective Java 第3版』を学習してもらいました。しかし、従来のJava研修では期間が長すぎる(一年半)ので、『Effective Java 第3版』だけを学習する研修を企業向けに半年間(月に1日で6か月)コースとして開催します。Javaに関する受講生の知識に応じて技術的な補足・解説を行いながら読んでいきます。
『Effective Java 第3版』研修の第1期は、12月から開講です。開催時期を調整中ですが、第2期も予定しています。
2018-11-14 06:47
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