翻訳のきっかけ [プログラマー現役続行]
『プログラミング言語Go』は、私にとっては15冊目の翻訳本になります。技術書の翻訳は2000年からですので、平均すると1年に1冊のペースとなります。結果として15冊ですが、当然、1冊目は初めての翻訳だったわけです。そして、技術書を翻訳するようになったきっかけを聞かれることがよくあります。
40歳になる1999年の後半に考えていたのは、40歳になったら、雑誌の記事や技術書の執筆、それに技術書の翻訳をやっていきたいというものです。フリーランスではないので、会社での仕事とは別に私的な時間にそのような活動をできたらと漠然と考えていましたが、何か具体的な手段は何も考えていませんでした。
当時、私は「Javaカンファレンス」という団体の個人会員でした。Javaカンファレンスの99年度総会(1998年9月25日)には一人で参加したのですが、翌年の2000年度総会(1999年9月13日)には会社の若手エンジニアであった相馬純平さんと一緒に参加しました。
総会の懇親会の場で、雑誌「Java PRESS」を出版していた技術評論社の編集の人と相馬さんが談話して、「相馬さんも記事を書きませんか」という話になったのですが「よい人がいますから」ということで、実際には私のところにその編集の人を連れてきて紹介してもらい、三人で談話しました。そのときに話した内容の一つが『The Java Programming Language, Second Edition』が翻訳されていないという話でした。しかし、何か記事を書く話にはなっていません。
正確な時期については憶えていないのですが、だめもとで記事を書いて投稿してみようと思い、最初の記事『「The Java Programming Language, Second Edition」について』を書いて、「Java PRESS」の編集部へ投稿してみました。幸い採用されて、2000年3月の「Java PRESS, Vol.11」に掲載されました。最初の記事を投稿した後に他に何か書けませんかと聞かれたのだとおそらく思うのですが、別の記事『AWT/Swingにおけるイベント処理のメカニズム』を書いています。これをきっかけとして、その後の「Java PRESS」、「XML PRESS」「Software People」といった雑誌に記事を書いています。40代前半は、雑誌の記事を多数書いていたことになります。相馬さんも、2000年後半から雑誌の記事を書き始めています。
話を戻すと、最初の記事では「The Java Programming Language, Second Edition」はよい本であり、翻訳されていないことは残念であるという趣旨で本の紹介を書きました。その私の記事を読まれた当時のピアソン・エデュケーションの編集担当であった藤村行俊さんからメールをいただき、第2版の翻訳に関しては時期を逃したのと翻訳する予定はありませんということでした。
その後、何度かメールのやり取りをして、藤村さんから「柴田さんも何か翻訳してみませんか」とメールで聞かれて、「やります。今度出る第3版はどうでしょうか?」という返事をして、「The Java Programming Language, Third Edition」を翻訳することになりました。これが、翻訳をするきっかけでした。
実は、こうやって翻訳した『プログラミング言語Java第3版』は、出版時期からすると私にとっては最初の翻訳本ではありません。最初に出版した翻訳本は、「Javaリアルタイム仕様」なのです。
40歳になる1999年の後半に考えていたのは、40歳になったら、雑誌の記事や技術書の執筆、それに技術書の翻訳をやっていきたいというものです。フリーランスではないので、会社での仕事とは別に私的な時間にそのような活動をできたらと漠然と考えていましたが、何か具体的な手段は何も考えていませんでした。
当時、私は「Javaカンファレンス」という団体の個人会員でした。Javaカンファレンスの99年度総会(1998年9月25日)には一人で参加したのですが、翌年の2000年度総会(1999年9月13日)には会社の若手エンジニアであった相馬純平さんと一緒に参加しました。
総会の懇親会の場で、雑誌「Java PRESS」を出版していた技術評論社の編集の人と相馬さんが談話して、「相馬さんも記事を書きませんか」という話になったのですが「よい人がいますから」ということで、実際には私のところにその編集の人を連れてきて紹介してもらい、三人で談話しました。そのときに話した内容の一つが『The Java Programming Language, Second Edition』が翻訳されていないという話でした。しかし、何か記事を書く話にはなっていません。
正確な時期については憶えていないのですが、だめもとで記事を書いて投稿してみようと思い、最初の記事『「The Java Programming Language, Second Edition」について』を書いて、「Java PRESS」の編集部へ投稿してみました。幸い採用されて、2000年3月の「Java PRESS, Vol.11」に掲載されました。最初の記事を投稿した後に他に何か書けませんかと聞かれたのだとおそらく思うのですが、別の記事『AWT/Swingにおけるイベント処理のメカニズム』を書いています。これをきっかけとして、その後の「Java PRESS」、「XML PRESS」「Software People」といった雑誌に記事を書いています。40代前半は、雑誌の記事を多数書いていたことになります。相馬さんも、2000年後半から雑誌の記事を書き始めています。
話を戻すと、最初の記事では「The Java Programming Language, Second Edition」はよい本であり、翻訳されていないことは残念であるという趣旨で本の紹介を書きました。その私の記事を読まれた当時のピアソン・エデュケーションの編集担当であった藤村行俊さんからメールをいただき、第2版の翻訳に関しては時期を逃したのと翻訳する予定はありませんということでした。
その後、何度かメールのやり取りをして、藤村さんから「柴田さんも何か翻訳してみませんか」とメールで聞かれて、「やります。今度出る第3版はどうでしょうか?」という返事をして、「The Java Programming Language, Third Edition」を翻訳することになりました。これが、翻訳をするきっかけでした。
プログラミング言語Java (The Java Series)
- 作者: ケン アーノルド
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
実は、こうやって翻訳した『プログラミング言語Java第3版』は、出版時期からすると私にとっては最初の翻訳本ではありません。最初に出版した翻訳本は、「Javaリアルタイム仕様」なのです。
Javaリアルタイム仕様 (The Java Series)
- 作者: G. ボレラ
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
2016-06-05 06:38
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