SSブログ

専門性に忠実になる [転職]

転職に際して、「会社での工数の4割弱程度は、設計・実装・デバッグを行うことが希望である」と採用面接時に述べています。当然、そのような希望が常にかなうわけではありません。実際に、設計・実装・デバッグができなくても、若い人達の育成という意味で、レビューを行うことでも、ある意味、開発活動と見なすことができます。

大学を出て就職してから、私自身が開発を行っていない時期と行った時期が数年単位で交互に繰り返されています。そして、残念ながら最後の転職からは、行っていない時期となっています。

確かに、Java教育を行ってもきましたし、継続的インテグレーションの導入や様々なAPIのレビューなども行った時期もあります。しかし、実際に、自分自身がリーダである開発グループを持ってからは、開発ができるというよりも、管理職としての雑務(間接業務)に忙殺されており、チームの実際の開発の成果物をきちんとレビューもできない状況です。つまり、今の状況は、拙著『プログラマー”まだまだ”現役続行』の第12章「30代、40代の人たちへ」で述べている「レビューを行う」さえもできていない状況です。

前職では、リーダではなく、部長でしたが、むしろ、かなり開発をしていましたし、部長としての雑務は、今と比べて非常に少なかったです。それは、私の他にグループリーダがいて、さらに、事業部には選任の営業がいたため、私自身が開発における間接業務を行う必要がなかったからだと思います。

会社の仕事に忠実になるのか、自分の専門性に忠実になるのかを選択するとしたら、自分の専門性を選択します。そうでなければ、過去、4回転職することはなかったと思います。

どうやったら、もっと開発寄りの作業に時間を費やせるか考え直す必要がある時期なのかもしれません。

Facebook コメント