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Podcastで英語のニュース(2) [英語]

Podcastで聞く米国や英国のニュースの英語は、速いです。同じニュース番組でも、日本語の放送ではそんなに速くは話さないです。

私の場合、高校まで英語を聞くということは一切ありませんでした。大学生になってから、英語を聞くようになったのですが、大学生の頃のリスニング力は、次のような段階を経ました。
  1. 何も聞き取れずに、ただの音の流れになっている。単語の区切りさえ分からない。
  2. 徐々に単語の区切りが分かるように、耳が英語になれてくる。
  3. 単語は、かなり切れて聞こえるが、何を言っているのか分からない。
この最後の段階になると、語彙と頭から聞いて理解できる文法力が必要になってきます。言い換えると、「読んで分からない英語は、聞いても分からない」という状態に直面しました。

それまでも、英語を読むことはしていましたが、やはり、多読して、多くの英語は読む必要があることを認識したわけです。多読することは、以下の2つのことを達成するために必要だと思います。
  • 頭から読みながら構文を理解して、内容を理解する。
  • 知らない単語に、何度も出会う
昔は、電子辞書もありませんし、Kindleもありませんから、知らない単語に出会うたびに辞書を引いていたら時間がかかってしまいます。そこで、意味をはっきりとは知らないが、前後の文章から意味を推測して読みます。もちろん、推測は間違っているかもしれません。しかし、重要なのは、多読することで、その推測した単語に様々な文脈で出会うことです。そうすれば、その単語を記憶することができますし、何回か出会った後に辞書を引いて意味を確認します。

TOEICの対策本をたくさんこなすよりは、普通のペーパバックなどで自分が好きなジャンルの本を多読する方がよいと思います。私自身も、Sidney SheldonやJohn Grishamなどの小説は多く読んでいました。

最近は、会社でTOEICの点数が昇格基準になっていたりするため、TOEICの点数だけを問題にしている若い人たちが多いです。そのため、TOEICの対策本しか勉強しなかったりしますし、目標とする点数を達成したら、何もしなくなったりします。TOEICの対策本では、有益な情報・経験・感動を英語で得るのは難しいと思います。

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