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キャリア・アンカー [転職]

ウィキペディアでは、「キャリア・アンカー」は、次のように説明されています。
キャリア・アンカーとは、アメリカ合衆国の組織心理学者エドガー・シャインによって提唱された概念。

ある人物が自らのキャリアを選択する際に、最も大切な(どうしても犠牲にしたくない)価値観や欲求のこと、また、周囲が変化しても自己の内面で不動なもののことをいう。
さらに、アンカーの分類として、以下の8分類が説明されています。
シャインは主なキャリア・アンカーを「管理能力」「技術的・機能的能力」「安全性」「創造性」「自律と独立」「奉仕・社会献身」「純粋な挑戦」「ワーク・ライフバランス」の8つに分類した。
  • 管理能力 - 組織の中で責任ある役割を担うこと(を望むこと)。
  • 技術的・機能的能力 - 自分の専門性や技術が高まること(を望むこと)。
  • 安全性 - 安定的に1つの組織に属すること(を望むこと)。
  • 創造性 - クリエイティブに新しいことを生み出すこと(を望むこと)。
  • 自律と独立 - 自分で独立すること(を望むこと)。
  • 奉仕・社会献身 - 社会を良くしたり他人に奉仕したりすること(を望むこと)。
  • 純粋な挑戦 - 解決困難な問題に挑戦すること(を望むこと)。
  • ワーク・ライフバランス - 個人的な欲求と、家族と、仕事とのバランス調整をすること(を望むこと)。
数年前、52歳を対象とした研修で、自分のキャリア・アンカーを調べるというのがあったのですが、確か「技術的・機能的能力」が非常に高かったです。一方で、いわゆる管理職的な仕事は、過去も行ってきてはいます。日本オラクル社時代は、当時のOracle ApplicationsのHRシステムの開発マネージャでしたし、前職のFXISでも開発部の部長でした。しかし、今でもそうですが、「管理能力」はキャリア・アンカーとしては、かなり低いです。つまり、管理職を指向していないということです。

今、振り返ってみると、日本オラクルを退職したのも、FXISを退職したのも、私自身のキャリア・アンカーとは一致していなかったためかもしれません。最近は、私の回りの知り合いの若手のソフトウェアエンジニアで、転職する人達が多いのですが、彼らも「技術的・機能的能力」を指向しているためなのかもしれません。
※ 今年だけで、6名です。私の直接の部下ではありませんが、4名はJava研修の修了生です。

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