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テスト駆動開発プロジェクトの経験(2) [時の流れ]

前回からのつづき)

私自身の転職により、私自身が開発を行うことがなくなってしまったので、私にとっての6年間におよぶテスト駆動開発は終わりを迎えました。その開発は、すべてC++で開発したのですが、その間に、私自身は多くのことを経験したと思います。

書籍を読んで良いと思ったことは、日々の活動で実践してみて、良いか悪いかの判断したものも多いです。特に、英語版の『Clean Code』 で良いと思ったことは、実際に自分で試してみてということを行いました。

一方で、自分で書いていないコードのリファクタリングも行ったりしました。機能の実装が終わった(つまり、テストをパスするようになりました)と報告があったコードを、ある日見てみたら、あまりにも実装がひどいことに気付いたことがあります。

担当者を呼んで、リファクタリングするように指示しようと思ったら、その日は(体調不良か何かの理由で)休みでした。結局、その日は、テストコードがどれであるかを確認してから、私自身で一日かけてリファクタリングしたのですが、それでも、まだ不十分という状態でした。翌日も、担当者が休みというこで、さらにもう一日リファクタリングして、ほとんど書き直してしまいました。

テスト駆動開発だから良い品質のコードが書かれるということではありません。それは、あくまでも、開発者一人一人のスキルレベルに依存します。テスト駆動開発が良い点は、このように本人もしくは他の人がリファクタリングを行うことで、品質を向上させることができる可能性があることです。しかし、あくまでも、リファクタリングをきちんと実施することが求められます。

つづく
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