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書籍『アンガーマネジメント入門』 [本]

パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門: 怒り、イライラのコントロールで、職場は変わる! 成果が上がる!

パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門: 怒り、イライラのコントロールで、職場は変わる! 成果が上がる!

  • 作者: 小林 浩志
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2014/02/14
  • メディア: 単行本

この本のタイトルは、ちょっと紛らわしいですが、「アンガーマネジメント入門」です。アンガー(怒り)のコントロールについて書かれています。タイトルの前に「パワハラ防止のための」と付いていますが、今日では、同じことを話をするにしても、冷静に話をするのではなく、怒って話をすることがパワハラの一因になるということで、「パワハラ」を知るという章から始まっています。以下の5つの章から構成されています。
I パワハラを知る
II アンガーマネジメントは何か
III 怒りの性質を知っておこう
IV パワハラ防止に役立つアンガーマネジメント・テクニックの使用例
V 資料編 アンガーマネジメント・テクニック30

社会人となって、会社という職場で相手に怒鳴るような口調で話をする人には数名しか会ったことがないのですが、同じ言葉でも、冷静に話をすることと、怒鳴るような口調で話をすることに関して、本書で述べられていることを抜粋してみます。
  • 反射的かつ、感情に任せて怒鳴ることは人間関係をはじめ、様々なものを破壊します。後悔や反省をしたとしても、破壊したものが取り戻せるとは限りません。
  • 静かなオフィスでやみくもにガミガミ怒鳴り散らされても、「あー、なんか怒っているなー」ということはわかっても、何を伝えたいのかがわかりづらいものです。
  • 指導とは「教え、導くこと」という言葉の意味に立ち返り、相手に伝「え」るのではなく、伝「わる」ことを意識しましょう。伝われなければ、相手の成長や改善につながりません。感情に任せて怒鳴ることは、相手を傷つけ、自分自身も後悔します。
  • 今では「モーレツ社員」もいれば「イクメン社員」もいるのです。法令にのっとって働いている以上、働き方の良しあしを上司が決めることはできません。
  • 反射的に怒ると、熱くなりすぎて興奮が抑えられなくなり、強すぎる怒りの感情をぶつけてしまいがちです。
  • 人は、感情をより強く出すことで自分を表現しようとし、怒っていることが伝わらないと感じたら、余計に怒鳴ります。それは、「怒ればなんとかなる」「怒鳴ったほうが相手に響く」と信じているからです。
  • 人前で強く怒れば信頼や仕事を失う
  • 怒ればどうにかなると思い、強い言葉で説得を試みようとする人がいますが、語気を荒げたところで、相手には真意は伝わりません。むしろ、逆効果です。
  • 反射的に怒ってしまう人は、自分をコントロールできない人に見えます。怒ると、言い方が冷静さを失い、伝えたい真意も違った意味に聞こえてしまいます。
この本では、怒りをどのよう自分でコントロールするかについて述べられています。第III章「怒りの性質を知っておこう」では、怒りの性質が分類されて解説されています。第IV章と第V章では怒りを抑えて管理するためのテクニックが示されています。

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