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コミュニケーション力(2) [プログラマー現役続行]

記事「コミュニケーション力」では、冷静な議論や質問と回答に対することを書いています。

ところが、冷静さが失われて話し方(口調)が変わってしまうと、同じ言葉でも、受け取る側は、異なる解釈をします。それは、冷静さが失われた時点で、たとえ、本人が冷静に話しているつもりでも、受け取る側が威圧的に感じた場合に、別の言葉を話したかのようになってしまうからです。

たとえば、「誰々に○○○と言われた」というので、「文字通り○○○と言われたのですか」と聞いてみると、答えは「いいえ」だったりします。つまり、「彼(あるいは彼女)の話した△△△は、○○○と言ったも同然だと感じた」ということに過ぎないのです。そして、なぜか、△△△と○○○の両方を言われたと思い込み始めて、人の記憶は嘘を付き始めるようです。

このような意図と違う解釈がされることは、電子メールやTwitterなどの、相手の表情が見えないコミュニケーション手段では容易に起きるようです(香山リカ著『ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか』)。しかし、直接相手の顔を見ながらのコミュニケーションでも、話し方(口調)を間違えると起きてしまいます。

そして、口調によっては(たとえば、怒鳴って話をするとか)、信頼関係がそこで壊れてしまいます。信頼関係が壊れるというのは、信頼口座の残高がマイナスになるのではなく、信頼口座そのものが解約されて存在しなくなるのに等しいです。そして、新たに信頼口座を開設するのは、非常にハードルが高くなってしまい困難だったりするかもしれません。
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