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考えないエンジニア(2) [プログラマー現役続行]

まずは、昨年の夏に書いた「考えないエンジニア」を読んでください。

考えないソフトウェアエンジニアは、当たり前ですが、若手のソフトウェアエンジニアを「考えるエンジニア」へと指導・育成することはできません。つまり、きちんとしたデバッグ方法(「デバッグの科学的手法」「検死デバッグ」)を自分が行わない訳ですから、当然指導もできない訳です。

論理的にデバッグができないソフトウェアエンジニアは、何年経過しても、成長しない訳ですから、本人がいくら「経験がXX年あります」とか「YYの経験があります」とか主張しても、実際のデバッグを観察すると、論理的に考えるスキルが低いのが分かってしまいます。

論理的にデバッグができない、論理的なデバッグが指導できないというのは、ソフトウェアエンジニアとしてはかなり重要なスキルが欠如していると言えます。

幸い、論理的にデバッグすることは、日々の開発を通して訓練できます。今まで指導されなかったとか、今までそのようにデバッグしてこなかったという言い訳をしても訓練にはなりません。誰かに指導されるのを待っていれば良いというものでもありません。普段からかなり意識して「自分で」訓練するようにする必要があります。

論理的にデバッグができなければ、いつまでも「初級職人」の域を出ないことになります。

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