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ピアソンとの13年間 [ピアソン]

2000年から技術書の翻訳を行うようになって、当初はピアソン・エデュケーション、そして、ピアソン桐原となりましたが、ピアソンからは13年半で11冊を翻訳させてもらいました。また、1冊ですが、自著も出版させてもらいました。

11冊の中で増刷を繰り返した書籍は残念ながら少なく、以下の4冊だけでした。
  • プログラミング言語Java第3版
  • プログラミング言語Java第4版
  • Effective Javaプログラミング言語ガイド
  • Effective Java第2版
この中で、今日時点で、Amazon.co.jpで購入できるのは、『Effective Java第2版』だけとなってしまいました。

Effective Java第2版』を除いて残り10冊は、書店の店頭在庫のみの販売となり、桐原書店から出荷されることはありません。『Effective Java第2版』は、今年4月に増刷しているので桐原書店の在庫はまだ多少はあると思いますが、それらがすべて出荷されて店頭在庫のみの扱いになるのは時間の問題です。

11冊中どの本が再刊されるかは、他の出版社次第です。本によっては、新たに翻訳契約を結んだ出版社が再刊すると思います(少なくとも、『Effective Java第2版』はどこかが契約するのではないかと期待しています)。

私自身は、翻訳を通して、多くの技術を学んできました。翻訳作業は、何ヶ月も続くマラソン作業ですが、ソフトウェアエンジニアとしては多くのことを学んできました。

『Javaリアルタイム仕様』、『プログラミング言語Java』(第3版/第4版)、『Effective Java』(初版/第2版)、『Java Puzzlers』を通して、Java言語を深く理解することができました。

『Google Web Tookitソリューション』では、GWTを学び、私のホームページはGWTを使用しています。普段は、あまり使用しないAndroid開発やObjective-Cに関しても『Android SDK開発クックブック』や『Objective-C明解プログラミング』の翻訳を通して学ぶことができました。

自分から翻訳をさせて欲しいと依頼した本としては、『プログラミング言語Goフレーズブック』があります。こちらは、Go言語が日本で広く普及する前に廃刊になるのは残念です。

ピアソンの藤村さんから依頼されて翻訳した本としては、『プログラミング原論』があり、それほどは売れていませんが、この本も廃刊になるのは残念です。

『Java PRESS, Vol.11』(技術評論社、2000年3月発行)に書いた記事(「The Java Programming Language, Second Edition」について )がきっかけで始まった翻訳作業ですが、当初はこんなに長く続けるとは思っていませんでした。

翻訳のきっかけを与えていただいた藤村行俊さん(旧ピアソン桐原)には、LaTeXに関してもサポートしていただき、私が出版した本を担当していただき深く感謝しています。
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