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技術的負債(5) [技術的負債]

リーンソフトウェア開発と組織改革』の一部を紹介した「技術的負債」でも引用したように、負債が破綻にいたらないように努めながらソフトウェア開発/製品開発を行っていくことが必要です。
技術的負債
成功するソフトウェアは変化している。成功するコードは変更を受け入れやすく書かれている。コードの変更をむずかしくするものはすべて技術的負債である。技術的負債は、ソフトウェアの所有コストを容赦なく引き上げ、いずれその精算を迫られたり、システムが破綻したりする。そんなことはすべてわかっている。けれども現実は・・・・

(途中省略)

技術的負債の本当の姿を知らなければならない。負債が破綻に至らないよう、コスト上の重荷をふだんから取り除いておくべきだ。
技術的負債を軽減しながら、同時にソフトウェア開発/商品開発を進めていくことが重要です。技術的負債を積み上げないように努力をしながらソフトウェア開発を行っている開発組織では、「どのような商品を作るのか」に集中しても、開発そのものが技術的負債を積み上げる可能性は少ないです。しかし、毎年のように技術的負債を積み上げている組織では、技術的負債を返済することを諦めてしまうと、ある時、突然破綻してしまってもおかしくはないかもしれません。

ソフトウェア開発は非常に複雑な活動です。その複雑さにどのようにきちんと取り組んでいくかを考えていかないと、技術的負債は積み上げられて、開発に従事したエンジニアのスキルは向上することはないかもしれません。私個人のソフトウェア開発経験から言うと、技術的負債が積み上げられて、負債を解消することを行っていないソフトウェア開発だけにしか従事したことがないソフトウェアエンジニアで、その経験年数に見合ったレベルのスキルを獲得している人はほとんどいません。単に、XX年の開発経験がありますという程度に過ぎないということです。
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