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悪いAPIは伝染していく [プログラマー現役続行]

企業内のソフトウェア開発では、常に新規の開発とは限りません。既存のソフトウェアに新たな機能を追加したり、既存の機能を修正したりすることの方が多かったりします。

既存のソフトウェアに対して新規の公開APIを追加する場合に、既存の公開APIを参考に作ることがあります。その際、既存の公開APIの出来の悪さを、そのまま引きずった新規の公開APIを作成するエンジニアが多くいます。

特に、経験の浅いエンジニアに担当させた場合には、何が良くて何が悪いかも判断できず、「どうして、このようなAPI設計になっているのか?」とか「どうして、このようなJavadocの文章になっているのか?」と聞くと「参考にしたコードがそうなっていました」という返事がほとんどです。つまり、放置しておくと、悪いAPIは駆逐されるどころか、伝染していくことになってしまいます。

上級職人以上のエンジニアがいない組織では、誰も良いAPIというものを理解していないために、最初に悪いAPIを作成するとそのまま何年も(あるいは10年以上も)伝染していくことになってしまう可能性は高くなるかと思います。

※ 技術者のレベルとソフトウェア開発の難易度(2)
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