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教育、場、権限 [プログラマー現役続行]

転職してから気づいたことなのですが、私自身のソフトウェア開発の経験をもとに会社の中で若手のエンジニアの成長を後押しするには、次の3つの条件が揃っている必要があります。
  • 教育 - 基本的に知っておいてもらいたい事柄を技術教育や勉強会という形式を通して教えてく。
  • - 教育で教えたことを、設計レビューやコードレビューなどの日々のソフトウェア開発活動全般を通して指導していく。それにより、教育では伝えきれない部分を伝えていく。
  • 権限 - 日々のソフトウェア開発での指導ができる組織上の権限。
教育を受けただけで、日々のソフトウェア開発で実践指導されなければ、身につくことはないかもしれません。教育をすることだけが自分の仕事だと思っている人であれば、教育したという事実で満足するかもしれません。しかし、私自身は、場が与えられなければ教育の効果がないということを感じています。

日々指導するには、ソフトウェアの開発組織ライン上の権限が必要となってきます。たとえば、チームを構成するメンバーでもなくそのチームリーダでもなければ、チームリーダが指導しないことをそのチームのメンバーに指導することは簡単なことではありません。

つまり、若手技術者の育成には、「教育、場、権限」が必要だということになります。そうでなければ、ソフトウェア開発を何年経験していても、中途半端な技術者が増えるだけかもしれません。

(「教育と場」、「教育と場(2)」)
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