SSブログ

レビューのアウトプットは、レビューアのレベルを超えない(4) [プログラマー現役続行]

私自身が専任のレビューアとして、一年間以上コードレビューを行ったことがあります。多い時には、週に4日で終日レビューをするという日々を送っていました。それは、2000年から2002年の中頃まで続いていました。対象とするコードはすべてC++でした。

C++で書いた経験がほとんどない技術者がレビューを受けながら製品開発を行っていくのですが、レビューの回数を繰り返すことで、確実にスキルが上がっていきます。

最初の頃は、スタイル関連の細かな指摘も含めて多くの指摘を受けるのですが、回数を重ねるごとに減っていきます。何も学習をすることなく同じことを何度も指摘を受け続ける人は、一般にはいません。その結果、コードレビューではより本質的なレビュー、すなわち、処理が正しいかとかエラー処理が正しいかという点に集中することができます。

レビューアとしてレビューを長い期間続けていると、各人のスキルが把握できてしまうのと、スキルの向上を知ることができます。ただし、スキルがどの程度上がっているかに関しては、レビューアとしての主観であり、数値化するのは困難だったりします。

逆に言えば、エンジニアのスキルを知るには、コードをレビューし続ければ良かったりします。コードの質だけでなく、質問に対する受け答えや、説明の方法などで総合的に知ることができます。スキルを把握できれば、仕事の難易度に応じて割り当てができるようになります。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0