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開発環境(2) [プログラマー現役続行]

Robert Loveがインタビューの中で、使用している開発環境について述べています。

An Interview with Robert Love

会社(Google)で使用しているメインのワークステーションが、次のように述べられています。
  • Dell machine with quad core Gainestown-based Xeons and 24GB of DDR3 RAM
  • It is connected to a 30" HP monitor outputting 2560x1600
  • My workstation runs Google's in-house version of Ubuntu, creatively named Goobuntu
ちなみに、会社では、経費節減ということで、開発者にさえ、私の観点からすると開発用マシンと呼べる代物は与えられていません。私が会社で使っているPCの仕様は、次の通りです。
  • PC with Pentium, 1GB RAM, and 38GB HD
  • It is connected to a 17" monitor
  • It runs Windows XP
一体、何年前のPCだという感じです。個人で自宅で所有している環境の方が遙かに良いというのが実情です。

Googleのように、個々のソフトウェアエンジニアのスキルが非常に高い場合には、良い環境を与えることで、開発組織としての生産性がさらに高くなると思います。しかし、個々のソフトウェアエンジニアのスキルが非常に低い開発組織では、良い環境を与えても、組織としての生産性や、より良い品質のソフトウェア開発には直接貢献しないかもしれません。

どの言語でプログラムしようとも、プログラマとしてのあなたの仕事は、使えるツールを使ってベストを尽くすことです。優秀なプログラマであれば、低レベルの言語、あるいは扱いにくいシステムであっても克服 しますが、優れたプログラミング環境は、できの悪いプログラマを救済してはくれません。
― Brian Kernighan, Rob Pike, 『プログラミング作法』

優れたソフトウェアは、CASEツールや、ビジュアルプログラミングや、ラピッドプロトタイピングや、オ ブジェクト指向技術から生まれるものではありません。優れたソフトウェアは人が作るのです。ダメなソフ トウェアも同様です。
― Larry L. Constantine, 『The Peopleware Papers』

並のプログラマが良いツールや良い言語を使っても並のシステムしか開発できないが、優れたプログラマは、 粗末なツールや並の言語を使うハンディを負っても、すぐれたソフトウェアを作り出すことができる。この ことは過去には正しかったが、これからもずっと正しいだろう。
― Edward Yourdon, 『ソフトウェア管理の落とし穴』

ソフトウェアは、統合開発環境などのツールによって設計されるのではなく、プログラマーの頭の中で考え 出され、作り出されるものなのです。
― Andy Hunt, 『リファクタリング・ウェットウェア』

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