SSブログ

技術書の翻訳(2) [技術書の翻訳]

2年前に「技術書の翻訳」と題したブログを書いています。振り返ってみると、プライベートな時間を費やして、すでに7冊の技術書を翻訳してきましたが、やはり、翻訳は私にとっては趣味ではないです。

なぜ、趣味でないかというと、翻訳作業に何時間も没頭できないことです。プログラミングしている時は、時間を忘れることがありますが、残念ながら翻訳作業では、そのようなことはありません。ただ、毎日少しずつ続けることができているから、何とかできているのだと思います。

技術者として翻訳作業を行う利点を、私の経験からまとめてみると次のようになります。
  • 翻訳している本を何度も読み返すことになる。一冊の技術書を何度も、一字一句読み返すことは、普通の学習では行いません。その分、記憶に多く残ることになります。
  • 著者と(メールのやり取りを通して)知り合いになれる。内容が理解できない、内容が間違っている、英語が分からない等々で、都度、著者に問い合わせをします。そのメールのやり取りを通して、著者と知り合うことができます。実際に、会うことがあれば良いのですが、その機会は少ないです。たとえば、David Holmes氏と初めて会ったのは、メールのやりとりを始めてから7年後でした。著者が日本に来た時とか、私が渡米した時とかに会うこともあったりします。ちなみに、今までで、最も多く会って、食事をしたりした著者は、Joshua Bloch氏です。まだ、実際に会ったことがない著者は、Ken Arnold氏と今翻訳している本の著者です。
翻訳作業を通して、技術者として得られたもう一つの利点は、改訂版や新たな本の執筆の際に、レビューアーとして、草稿をレビューさせてもらうことです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0