ネーミングは設計の中心 [プログラマー現役続行]
レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION)
- 作者: マイケル・C・フェザーズ
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2009/07/14
- メディア: 大型本
本書に次のように述べられています。
ネーミングは設計の中心である。優れたネーミングはシステムの理解を助け、作業を容易にする。しかし、貧弱なネーミングはシステムの理解を妨げ、後でシステムを扱うプログラマに辛い日々を送らせる。ネーミング、つまり、名前付けがいい加減なものは、理解するのに多くの時間を要します。そして、理解したとしても、次に見た時にはまた理解できなくて格闘することになったりします。
残念ながら、名前付けというのは意識して行う必要がある一種の訓練です。そして、数年、あるいは、十数年以上意識し続けても、やはり、名前付けは容易ではありません。コードレビューを行う時は、不適切なクラス名やメソッド名に対しては、不適切であることを指摘します。それと同時に、どのように変更すべきかも考えるのでが、なかなか良い名前が思いつかない場合もあります。
長年、クラス設計やコードレビューを行って思うことは、クラス図とシーケンス図を書いたら設計が終わりではないということです。クラス、インタフェース、メソッドに対して、適切な名前付けが行われていることが重要です。しかし、その時点で名前付けについていい加減なものが作られると、コーディングでもいい加減な名前付けが行われます。
2009-10-25 11:20
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>クラス図とシーケンス図を書いたら設計が終わりではないということです。
人によっては画面デザイン(仮)だけで設計完了だそうです。。。。orz
それで「なんで分からないか理解できない」と逆ギレされてもねえ。
せめて状態遷移図と画面デザイン(決定稿)くらいは付けて欲しいものです。
by T.mura (2009-10-25 15:56)