SSブログ

継続した学習とプログラミングの楽しみ [プログラマー現役続行]

学習を継続して行う習慣は、ソフトウェアエンジニアでなくても非常に重要だと思います。先日書いた「ソフトウェアエンジニアの成長カーブ」では、継続して学習を行う習慣を身に付けないと、成長が止まってしまうということを述べました。

ソフトウェアエンジニアとして、継続した学習を行うための重要な条件の一つは、ソフトウェア開発(あるいはプログラミング)そのものが楽しいと思えるか否かだと思います。会社で仕事として行うソフトウェア開発が、生活のためであって、自分自身としては楽しくないような場合には、自分のプライベートな時間を費やして勉強するということは困難です。

ましてや、就職する前に学校でプログラミングをほとんどやったことがない人が、会社に入って仕事を覚えるためとは言え、プログラミングを含む様々な事柄を短期間に学習するためにモチベーションを維持し続けることは難しい場合もあります。特に、プログラミングは、仕事とはいえ、やってみても面白いものではないと感じると、家で自分に不足している部分を補うために勉強する気にはなれないと思います。

若手の育成で、私自身が多く失敗しているのは、このような人達です。欧米のようにきちんとした情報工学を学んで大学でもかなりプログラミングをしてきている人なら良いのですが、残念ながら日本では、全くそうではない新卒新人がソフトウェア業界に就職し、会社としてもそのような人を採用せざるを得ないことが多いです。

新人で経験がないからと言って、汚いコードやいい加減な設計を行っても良いということは決してありません。したがって、自宅でもかなりの学習をしないといけない詰め込み教育をします。たとえば、様々な勉強会へ業務扱いで強制的に参加させたり、「プログラミング言語Java」の社内教育コースを受講させてきました。

残念ながらプログラミングを楽しいと思える人でなければ、ほとんどの人が一年もしないうちに脱落してしまいます。

新卒新人の採用一次面接を、過去数年間行ってきました。プログラミングの経験がほとんどないため、プログラミングを自分が楽しめるのかどうか分かっていない状態で、ソフトウェア業界を受けて見るという人が非常に多かったです。私が大学生の頃と違って、自分でソフトウェアを開発してみるというのは、今日では自宅で気軽にできます。ソフトウェアを開発するような職種を希望するのであれば、趣味程度でも良いので、自宅でプログラミングを楽しんでいてもらいたいと思ったりします。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0