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40代最後の年 [プログラマー現役続行]

今年の11月で、満50歳になります。1978年4月に九州工業大学に入学して、プログラミング言語演習でFortranを習ったのが、初めてコンピュータに触れた時でした。当時は、家に電卓もない時代で、高校三年生の時に物理の実験で電卓を使わせてもらったことを覚えています。

あれからすでに31年が過ぎ、コンピュータを取り巻く世界は、絶えず変化し続けています。先日、Google Developer Day 2009へ参加して思ったのは、若い人が多く参加しているのは当然なのですが、私と同年代の人が非常に少ない思いました。

日本の社会では、ずっとソフトウェアエンジニアであることは難しいのかなとか、もう、新しい技術には興味を持たなくなった人が多いのかなとか色々と考えてしまいました。

私自身は営業職でもないのに、1985年に結婚してからの18年間で、10回引っ越ししました。その都度、新しい職場で、新しい仲間とソフトウェア開発に従事したことになります。その中でも、米国での通算5年間の米国ゼロックス社駐在(職場は3ヶ所)や、短いですが日本オラクルとジャストシステムでの勤務経験は、私自身の考え方に様々な影響を与えたと思います。

若手の育成を強く意識しはじめたのは、日本オラクルの初代社長でした佐野力氏が私が入社した月の中途入社社員を集めて話をされた時です。内容はかなり自慢話が多かったですが、その中で、(正確には覚えていませんが)「5年後、10年後に日本オラクルを背負うのは、中途入社の皆さんではなく、新卒新人です。したがって、新卒新人は育てていきますが、みなさんは、即戦力として頑張ってください」という趣旨のことを言われたました。

この言葉を聞いてからすでに12年近くなりますが、その間、どれだけ多くの若手に良い影響を与えることができたのだろうかと思います。一緒に仕事をしたことがなくても、雑誌の記事や書籍、それに、講演を通して、良い影響を与えてることができていれば良いなと思います。

50代の次の10年間も、様々な人たちと一緒にソフトウェア開発に従事し、私自身の技量も伸ばしながら、多くのエンジニアの成長を後押しできればと思います。
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